荒船山
日付 2023年3月19日(日)
山域 西上州
メンバー 家族(妻)
山行形態 日帰り
アクセス
ルート (Map) 内山峠駐車場 (9:04) - (9:51) 鋏岩修験道場跡 - (10:10) 一杯水 - (10:37) 艫岩展望台 - (11:21) 荒船山 - (11:58) 艫岩展望台 (12:37) - (13:43) 内山峠駐車場


花粉の季節が続いているので、今回も子供は家に置いての夫婦登山。
行先は12年振りの荒船山。娘が0歳の時に連れて行った山だ。

内山峠駐車場に到着。標高1073m。
昨日は一日中雨が降っていた。この辺りは雪だったようで、周囲は白く染まっている。

登山口。雪で真っ白だ。
先週の山の記事を見ると全く雪は無かったので、全て昨日降った雪だろう。

早速登山開始。雪の上を歩くのは久々だ。

しばらく歩くと霧氷が見えてくる。

道が細いところは慎重に通過。

美しい雪道。雪の量は多くなく、新雪の上を歩くのは気持ちが良い。

本日は絶好の快晴。霧氷がきれいに輝いている。

一面真っ白。

鋏岩修験道場跡に到着。大きな岩壁が見られる。

荒船山の山頂部が姿を現す。
この山はテーブルマウンテンで、その中で一箇所盛り上がっているところが山頂だ。

少し道が険しくなってくる。

ちょっとした岩場を何ヶ所か通過する。

岩は全て氷でコーティングされているのでよく滑る。

たくさんのツララたち。土からしみ出した水が凍りついたのだろう。

樹林帯の間から八ヶ岳が見える。木の枝が邪魔だが迫力のある景色だ。

テーブルマウンテンの頂上台地に到着。
素晴らしい景色が広がる。

真っ白な霧氷、真っ青な空。どこを見渡しても美しい。
車から荒船山を眺めたときに、もしかしたら霧氷が見られるかもと思っていたが、
ここまで素晴らしい景色に出会えるとは思っていなかった。

頂上台地は広い。ここまで来たらのんびり歩くのみだ。

避難小屋に到着。

艫岩での転落注意を促す張り紙。
クレヨンしんちゃんの作者はこの岩壁で亡くなった。

早速、艫岩展望台に向かう。

真正面に現れるのは浅間山。
この山に来るのは3度目だが、3度目にして初めて浅間山を望むことができた。

そして、驚いたのが北アルプスがくっきりと見えること。

穂高岳~槍ヶ岳。

鹿島槍ヶ岳~五竜岳~唐松岳。
壁のように一直線に聳え立つ北アルプスがくっきりと見える。
昨日雨が降ったことで、空気が非常に澄んでいる。

艫岩の断崖を横から眺める。

そして艫岩の断崖を上から見下ろす。
200mの絶壁だが、樹木があるため真下は見えない。

景色を堪能したら荒船山山頂を往復する。
アップダウンのない、こんな景色の道を歩いていく。

細かい木の枝一本一本が白く染まっている。空は驚くほど青く、雲一つない快晴。
雪が眩しくて目を開けるのがちょっと辛い。サングラスをかけている登山者も多い。

最後に急斜面を登ると、荒船山山頂に到着する。

山頂には祠がある。

狭い山頂は密度の濃い樹林に覆われていて、冬でも景色は得られない。
相変わらず冴えない山頂だ。

山頂にあるしめ縄も木の枝と同じように凍り付いている。
狭くて景色もないので、ここでは休憩をせずに艫岩展望台に引き返すことにする。

艫岩展望台に戻ってくる。ここで腰を下ろして昼食タイム。
遠く北アルプスが一直線に並んでいる。

正面には浅間山。白い山々を眺めながら休憩する。

ゆっくり休憩したら下山開始。午後になって霧氷は無くなり始めている。

氷でコーティングされていた岩場も、氷が解けて歩きやすくなっている。

南側斜面だけがきれいに雪が消えている。
太陽の当たり方一つで景色は大きく変わる。

下界に近くなるともうほとんど雪のない世界だ。
一日限りの魔法にかけられたような山だった。

無事下山。もう春の景色になっている。

帰り道に、車を停めて艫岩を眺める。
登山中には望めない景色だが、荒船山のシンボルのこの景色を見たかった。

荒船山は名の通り、荒波の中を進む船の形に似ている。
艫とは船尾のこと。個人的には船尾より船首のように見えるのだが…
数時間前にはあの先端に立って景色を眺めていた。
今回の山行は最高の天気に恵まれ、霧氷、展望、何もかもが素晴らしい山だった。


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