荒川岳
日付 2009年7月17日(金) - 2009年7月19日(日)
山域 南アルプス
メンバー 単独
山行形態 前夜泊2泊3日テント泊
アクセス 電車、バス
ルート (Map)
1日目:田代入口→伝付峠→二軒小屋ロッヂ
2日目:二軒小屋ロッヂ→千枚岳→悪沢岳→荒川小屋
3日目:荒川小屋→小赤石岳→椹島→畑薙第一ダム
【1日目】【2日目】【3日目


海の日連休から待ちに待った夏山シーズンが始まる。
実際この時期は天候が不順なことが多いのだが、
せっかくの連休なので、1日有休をとって4連休とし、
4日以上ないと行けないアクセスが不便な南ア南部に行く事にする。

1日目
7:28 田代入口バス停到着。標高510m。
バスを降りると程なくして大雨が降ってきた。
慌ててトンネルの中に逃げ込みカッパを着る。

40分ほど待つと集中豪雨のような雨は少しましになる。
しかしそれでもかなり本降りだ。
これ以上収まりそうにないので、仕方なく出発する。

伝付峠に向かう道の入口に水場があるので、水を汲んでいく。
沢水はもう濁っているので、水場があるのは助かった。

しばらくは車道を歩いていく。
一箇所工事現場のところで土砂崩れが発生していた。
工事現場の人によると、先ほど崩れたとの事。

車道を離れて伝付峠に向かう登山道に入っていく。
この峠の名前は伝付峠と転付峠で表記が一定していない。

この道は沢沿いを通っているので、先ほどの豪雨がかなり不安だ。
沢は激流となっている。渡渉個所はないが、土砂崩れが怖い。

地面に生える不思議な生物。菌類だろうか?

かなり上流で沢を渡るところがあったが、そこまで遡ると水量も少なく簡単に渡れる。
ようやく、危険な沢沿いの道を脱する。

この辺りではサルオガセが見られる。

13:07 伝付峠到着。標高1990m。
ここは南アルプスの奥深くに通じる、知られざる峠道だ。

峠には小さな祠がある。昔はよく利用された峠道だったのだろうか?

ここからしばらくは尾根上の広い道を歩いていく。
林業が盛んだった頃は、ここに車道が走っていた。

尾根道は憧れの笊ヶ岳に通じているが、
今回は南ア主脈が目的なので尾根から外れて大井川まで下っていく。

林下にコバノイチヤクソウが咲いている。

紫色の小さな花も咲いている。花のサイズは数ミリだ。

休憩所に到着。展望台のように整備されているようにも見えるが、
樹木が生い茂っているので晴れていても何も見えないだろう。

14:08 二軒小屋ロッヂ到着。標高1380m。

小屋の側ではヤナギランが満開になっている。

小屋の側の大井川の流れ。轟音が響いている。

今夜はここにテントを張る。
雨が降っているので、土のテント場でなくて助かる。
それにしても場所代600円はずいぶん高い。

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