茶臼山
日付 2019年9月15日(日)
山域 八ヶ岳
メンバー 家族(妻、長女・8歳、長男・6歳)
アクセス
ルート (Map) 三城いこいの広場駐車場 (9:29) - (10:01) 広小場 - (10:58) 展望台 - (11:19) 茶臼山分岐 - (12:07) 茶臼山 (12:44) - (13:57) 広小場 - (14:37) 三城いこいの広場駐車場


美ヶ原は観光気分でのんびり歩ける山だが、下から登る道もいくつか存在する。
一度、美ヶ原を下から「登って」みたいと思っていた。
今回は三城いこいの広場から美ヶ原を目指す。
王ヶ頭は過去2回行っているため今回はスキップし、南の茶臼山を目指すことにする。

三城いこいの広場駐車場に車を停める。標高1420m。

駐車場のすぐ側から登山道は始まる。

オートキャンプ場を抜けていく。3連休の中日のため、キャンプ場は賑わっている。

キャンプ場を抜けたら本格的な登山道になる。

しばらくは沢沿いの道を登って行く。水の音が心地よい。

しばらく歩くと広小場に到着する。
ここは登山道の分岐点で、ここから周回コースを歩く予定だ。

沢に手を付ける。ものすごく冷たい水で10秒もつけていると手が痛くなってくる。

ここからは百曲コース。登山道の名前や地図を見た感じから、どんな急登かと思ったら、
緩やかな登りが続く非常に歩きやすい道だ。
ただジグザグが多いので、なかなか高度が上がらない。

ところどころでケルンが積まれている。
平たい石がやたら多いので、ケルンを作りやすいのだろう。
これらの平たい石は、美ヶ原が火山だった時の名残なのだろうか?

途中、登山道が水浸しになっていて何事かと思ったら、
登山道の脇から水が湧き出している。

標高を上げると木が少なくなってきて、空が広くなってくる。

西側の展望が広がる。見えているのはかつて登った鉢伏山だ。

立派な触角のキリギリスを発見。バッタとトンボはあちらこちらにいる。

山頂部の岩壁が見えてきた。

木はさらに疎らになり、涼しい風が吹き抜ける。

高原台地上に到着。早速人が集まっている岩場の展望台に向かってみる。
背景はこれから向かう茶臼山だ。

岩場からの展望。

王ヶ頭方面。ここはちょっと標高が低いので、ここからだと広い牧場は見渡せない。

茶臼山方面。岩壁が連なっている。

この辺りの岩は薄い岩が積み重なった独特の形だ。

高原台地上をのんびり歩く。牛がたくさん放牧されている。

王ヶ頭の姿も眺める。本日のテーマは静かな登山。
3連休の中日で大賑わいの塩くれ場までは行かずに、茶臼山を目指す。

ここから牧場の中に入る。牧場の中の道は一度歩いてみたかった道だ。

広々とした牧場。一応一本の踏み跡があり、その上を歩いていく。
残念ながら登山道の側に牛の姿は一頭も見られない。

それでもあちらこちらに牛の糞は落ちている。
人がいないときはこの辺りにも牛は来るのだろう。

ハクサンフウロの花があちらこちらに咲いている。

こちらはウメバチソウ。

とにかく気持ちの良い牧場歩き。

それでも糞を踏まないように、気を付ける必要がある。油断は禁物だ。

まるで牛の舌の様な形の石が落ちている。

振り返ると、雲が増えてきて王ヶ頭が隠れてしまった。
残念ながら天気は下り坂だ。

牧場の終点に到着。娘はうっかり糞を踏んでしまい、ものすごく機嫌が悪い。

この辺りは美しい笹原が広がっている。

茶臼山との鞍部。ここから一登りで山頂だ。

茶臼山の山頂に到着。標高2006m。

ここからは八ヶ岳や霧ヶ峰が見渡せるはずだが、ほとんどが雲に隠れてしまった。
ここで昼食休憩をとる。

下山は、茶臼山から直接下る道を歩く。周囲は針葉樹林帯だ。

この辺りは苔が豊富。登山道も周囲も苔だらけだ。

これは何者だろうか?苔かシダか…

周囲にはシダもたくさん見られる。

東屋を通過。屋根に植物が育っている。

三城いこいの広場に無事下山。売店でソフトクリームを買って一休憩。

見上げると再び空は晴れ渡り、王ヶ頭の姿が見えている。
下山したら晴れるのは、登山あるあるだ。
思ったほど天気は晴れなかったが、牧場の中の登山道は素晴らしく
静かな美ヶ原を満喫できた。


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