日付 | 2025年9月14日(日) |
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山域 | 富士山周辺 |
メンバー | 家族(妻) |
山行形態 | 日帰り |
アクセス | 車 |
ルート (Map) | 水ヶ塚公園駐車場 (7:46) - (8:55) 幕岩 - (9:40) 下塚 - (10:10) 上塚 ((10:28) - (10:36) 上塚下塚鞍部 (10:58) - (11:23) 須山下り一合五勺 - (12:26) 水ヶ塚公園駐車場 - (12:33) 腰切塚 - (13:14) 水ヶ塚公園駐車場 |
水ヶ塚公園駐車場に車を停める。標高1450m。
残念ながら雲の中。驚くほど寒い。
準備を整えて登山開始。
この辺りは富士山の中では標高が低く、周囲は樹林帯だ。
登山道を巨大な倒木が遮っている。
整然と並ぶ木。この辺りは植林地帯なのだろうか?あまりにも整然としすぎている。
緑広がる登山道が続く。傾斜は緩やかだ。
幕岩の標識があったため、少し足を延ばしてみる。
標識が砂に埋もれている。
幕岩。小さな岩壁が見られ、水がポタポタと滴り落ちている。
振り返ると、砂の平地が広がっている。
ここは沢の地形になっていて、沢の途中にあるのが幕岩のようだ。
登山道を進むと幕岩の上部に出てくる。
ロープが張られているが、その先に幕岩を眺めていた場所がある。
少しずつ標高を上げていくと、木が低くなって富士山が見えてくる。
富士山の山頂部は雲の中に隠れているが、ありがたいことに視界が広がる。
振り返ると愛鷹山、その向こうに伊豆の山々が見える。
白いロープに沿って登っていく。
目の前に見えるのが二ツ塚の一つ、上塚だ。
雲は多いが広がる展望は素晴らしい。
眼下に見えるのは自衛隊演習場だ。ずっと砲撃の音がこだましている。
まずは下塚から登る。左が上塚、正面が下塚だ。
フジアザミ。とてつもなく大きなアザミだ。
下塚の登りにとりかかる。
下塚山頂に到着。標高1804m。
富士山中腹のスコリア丘で約2000年前の噴火で生まれたようだ。
山頂に小さな鳥居と、石碑がある。
広大な山頂から富士山を眺める。
ちょうど上塚、宝永山、富士山の三山が並んで見えている。
山中湖が僅かながら見えている。背後の山は杓子山と御正体山だ。
御殿場市街。その背後の箱根の山々は雲の中だ。
小さな三角点を発見。ハート形にデコレーションされている。
下塚を下る。下塚と上塚の間は庭園のような場所だ。
上塚への登りは結構長い。砂が堆積していて非常に登りにくい。
上塚山頂に到着。標高1929m。
山頂は下塚と同じような雰囲気。
先ほど登った下塚が眼下に見えている。
正面の木の無い所が車を停めた水ヶ塚公園だ。
あちらこちらに小さなスコリア丘が見える。
山頂で昼食の半分を食べるが、とても風が強いので撤収。
砂だらけの登山道は登りは辛いが、下りは砂走りのようで楽々だ。
上塚下塚の鞍部で残りの昼食休憩をとる。
下山は途中までは同じ道を歩くが、須山下り一合五勺から別の道を歩く。
緩やかな登山道。富士山中腹のトラバース道だ。
とても目立つ実。調べたらヤマシャクヤクの実のようだ。
この登山道はコケが多い。巨大なコケが群生している。
調べてみたらホウライスギゴケの可能性が高いとのこと。
ところどころ、登山道も緑に覆われている。歩く人が少ないのだろうか?
コケに覆われたベンチ。10年以上人が座ってなさそうだ。
コケが両側から迫っていて道が狭い。
倒木もコケに覆われている。
水ヶ塚公園に戻ってくる。
ここから駐車場の側にある腰切塚に登ってみることにする。
今までなかった階段道。
すぐに山頂に到着。大きな展望台が建っている。
展望台からの景色。富士山が真正面に見える。
先ほど登った二ツ塚。
一周10分のお鉢巡りができるようなので歩いてみる。
はっきりそれと分かる噴火口がある。こんな小さなスコリア丘に噴火口があるとは思わなかった。
噴火口の底から見上げると、大きな標識が見える。
改めて展望台に登ってみる。噴火口付近を眺めてみるが、
わずかに窪みがあるような、ないような、という感じだ。
最後に水ヶ塚公園の売店で土産物を買って帰宅する。
二ツ塚をめぐる登山道は思った以上に素晴らしい道だった。
山頂からの素晴らしい展望や、苔生す登山道など、見所が多かった。
植物が数多く見られて、春に歩くのも楽しそうだ。