日付 | 2020年1月5日(日) |
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山域 | 阿武隈周辺 |
メンバー | 家族(妻、長女・8歳、長男・6歳) |
山行形態 | 子連れ日帰り |
アクセス | 車 |
ルート (Map) | 小田休憩所駐車場 (8:37) - (9:48) 尖浅間 - (10:31) 宝篋山 (11:56) - (13:05) 小田休憩所駐車場 |
登山口の駐車場に到着。標高30m。
比較的大き目の駐車場があるが、すでに7割ほどが埋まっている。
常願寺コースと極楽寺コースの分岐点に到着。登りは常願寺、下りは極楽寺とする。
背後に見えているのがこれから目指す宝篋山だ。
気温は低く水が凍りついている。
田んぼや畑のなかの砂利道を歩く。冬枯れの美しい風景が広がる。
分岐点はたくさんあるが、標識が完備されているので迷う心配はない。
山に近づき、少しずつ登山道っぽくなってくる。
途中の分岐点で沢の小道と呼ばれる道に入る。
寒々しい景色が広がるが、沢沿いの道を歩くことができる。
少しだけ植林地帯がある。
ほとんどは落葉樹林や照葉樹林が広がる。
長長坂と呼ばれる坂を登って行くが、名前とは裏腹に長くは続かない。
尖浅間山頂に到着。
遠くに辛うじて富士山が見える。
こちらはこれから目指す宝篋山。
尖浅間は中継地なので休憩せず、すぐに出発する。
ここからはあまりアップダウンのない尾根道だ。
合体木。コナラとサクラがくっついて、どちらも大きくなった。
まれにこのような木を見かける。
美しい尾根道が続く。
日影には少しだけ雪が残っている。
昨夜は雨が降っていたので、この辺りは雪だったのかもしれない。
椅子とテーブル。
山でこんなにリラックスできそうな椅子は初めて見た。
木を切る作業をしている人がいる。ここまで車で入れるようだ。
側には枝がものすごい高さまで積み上がっている。
宝篋城の空堀跡。昔はここに山城があったようだ。
山頂直下には巨大な電波塔が建っている。
立地条件の良い山なので仕方がないが、少々無粋だ。
鳥居を潜ると山頂はすぐそこだ。鳥居には浅間神社と書かれている。
宝篋山山頂に到着。標高461m。
山頂北側は雪に覆われている。奥に見えるのは筑波山だ。
多くの椅子とテーブルがあるが、残念ながら北斜面にあるものは
雪に覆われていて使うことができない。
山頂の真ん中に大きな宝篋印塔が建つ。
鎌倉時代作と推定されており、かなり古い代物だ。
山頂からは素晴らしい展望が広がる。
広大な関東平野の奥に、薄らと富士山が見える。
奥に見えるのは霞ケ浦。日本第2位の広さを誇る湖だ。
左に見えるのは、この山の存在を教えてくれた雪入山方面だ。
そして筑波山。宝篋山の近くにあり存在感抜群だ。
山頂で昼食をとったら下山開始。宝篋城跡に寄り道する。
高台の平坦地だが城跡の遺構はほとんど残っていない。
どう見てもツツジの花だが、なぜこんな時期に咲いているのだろう?
常願寺コースと分かれて極楽寺コースを下る。
富士岩。富士山形の立派な岩だ。
ワニ岩。ワニの口の形。
筑波山同様、名前の付けられた奇岩が所々で見られる。
途中から沢沿いの道になる。
慈悲の滝。大きな滝はないが、ところどころにある小さな滝に名前が付けられている。
足元に小さな五輪塔が並んでいる。
しばらく歩くと他を圧倒する巨大な五輪塔が現れる。
これも鎌倉時代のものらしい。
下山。
水たまりで生物を発見。
しっぽをひよひよさせて泳いでいて、オタマジャクシに似ていたが、冬なので違うかもしれない。
泥の中に隠れてしまうので、正体は分からなかった。
駐車場そばの休憩所でトイレに寄る。特に売店のようなものはないので、お金を落とすことはできない。
宝篋山は美しい登山道や山頂からの大展望が素晴らしく、程よく賑わっている良い山だった。
手軽に山に登りたいときには良い選択肢になりそうだ。