岩櫃山
日付 2020年12月6日(日)
山域 赤城・榛名
メンバー 家族(妻、長女・9歳、長男・7歳)
山行形態 子連れ日帰り
アクセス
ルート (Map) 古谷登山口駐車場 (8:49) - (9:06) 三岩通り登山口 - (10:06) 岩櫃山 (10:24) - (10:31) 東峰 (11:00) - (11:35) 岩櫃城址 (12:06) - (12:25) 尾根沢通り分岐点 - (12:51) 赤岩通り登山口 - (13:04) 古谷登山口駐車場


群馬県の北西部に岩櫃山と言う山がある。
名前の通り岩山で、以前から注目している山だった。
子供達はそろそろ岩山に登れる年齢になってきたので、
快晴の週末に満を持して岩櫃山に向かう。

古谷登山口駐車場に到着。標高460m。
駐車場から真正面に目指す岩櫃山が見えて、テンションが上がる。

岩櫃と書かれた幟が並んでいる。
かつて岩櫃城があった山で、大河ドラマで撮影されたらしく、観光に力を入れているようだ。

地面は霜で真白だ。日影はかなり寒い。

岩櫃山を眺めながら車道を歩いて登山口を目指す。

登山口近くに杖が置かれている。
有難いことだが、岩山で杖はちょっと危険かもしれない。

目指すは三岩通り登山口。

ニョキニョキと岩塔が突き立っている。

三岩通り登山口に到着。すでにここが三合目だ。

最初は植林地帯の中の登り。

標高の低い山なので、すぐに岩っぽい地形に変わってくる。
山の雰囲気は妙義山と似ている。

最初の鎖場が現れる。この辺りは楽勝だ。

落ち葉積もる登山道。
紅葉は終わっているが陽の光が暖かくて気持ちが良い。

鎖場・梯子が連続する。

稜線に到着。ここで後続を待つ。

岩穴の中に石が積まれている。

木の根でできた急斜面登山道。

鎖場は続く。

天狗のかけ橋方面に続く鎖場。
楽しそうな道だが、残念ながら通行止になっている。

天狗のかけ橋。岩に大きな穴が開いており、その上が天狗のかけ橋となっているようだ。

谷川岳方面の景色が広がる。もう雪で真っ白だ。

ここから本格的な鎖場になる。息子はすいすいと登って行く。

娘は苦戦。昔は岩場が好きだったが、いつの間にか登れなくなってしまった。

鎖場を登った先からの展望。真ん中の白い山は草津白根山だ。

岩の左手に穴を発見。

登山道はこの岩を潜って向こう側に付いている。

穴の前からの展望。白い山は浅間山だ。

穴を潜った先も岩場が続く。梯子を登ると目の前に太陽が現れてかなり眩しい。

鎖場が連続するため、間隔は開く。
岩に腰掛けて後続を待つ。

ここから先は崖の縁を歩くため要注意。

崖の上なので真下を見下ろすことができる。
真ん中に見える広場が車を停めた駐車場だ。

鎖が設置されているので、それほど危険度は高くない。

素晴らしい展望。山に囲まれた小さな町並が見渡せる。

息子は終始ハイテンション。どんどんと先に進んでいく。

山頂に続く最後の岩場に到達。

息子は楽勝で登って行く。アスレチック感覚でかなり楽しいようだ。

岩櫃山山頂に到着。標高803m。

山頂には虫が多くて辟易する。
まだ時間も早いため、ここで昼食は取らずに休憩のみとする。

とは言え、360度の素晴らしい展望が広がるため、しばらく景色を楽しむことにする。
こちらは谷川岳方面。右手中央辺りにかつて登った嵩山も見えている。

左に上州武尊山、右には日光の山々。
眼下に広がるのは中之条町を中心とする町並だ。

中央の目立つ山は小野子山。10年以上前に登った山だ。
右手奥は赤城山。

こちらは四阿山。

浅間山。群馬の名峰が一望のもとだ。

眼下には岩峰が連なっている。

一通り展望を楽しんだら山頂出発。

登りに使った道と分かれて岩櫃城址に向かう。

もう一方の山頂にとりかかる。こちらは比較的登りやすい。

山頂に到着。こちらも展望は素晴らしい。
あまり虫はいないため、ここで昼食をとることにする。

先ほど登った岩櫃山山頂部が良く見える。
ここから見ると、どうやって登ったのかと思うほど突き立った岩峰に見える。

南に横たわるのは多くの峰を連ねる榛名山。

榛名山の中腹は緑色と茶色が複雑に絡み合っている。
緑色の部分は植林地帯と思うが、なぜこのような模様になるのか不思議だ。

昼食をとったら岩櫃城址に向かう。途中で団体登山者とすれ違う。
こんな大人数で登ったら狭い山頂はどうなってしまうのだろう?

岩と岩の間に登山道が付けられている。

岩の間を縫うように下って行く。

巨大な岩の隙間の細い道。不思議な地形だ。

周囲は岩に囲まれており、威圧感がある。

背後に突き立つ岩峰。

岩場地帯を抜ける。岩櫃城址までは尾根通りと沢通りがあるが、尾根通りを選択。

登山道に突然、岩塔が現れる。

天狗岩と名付けられている。登山道にポツリと立つ岩で、これも不思議な岩だ。

岩櫃城址に到着。

東屋がある開けた平地だが、かつて城があった面影は残っていない。
ここでおやつ休憩をとる。

東屋のなかにてるてる坊主が掛かっている。
今日は見事な快晴になってくれた。

岩櫃城址を後にして来た道を戻る。帰りは沢通りを選択。

周囲は少々複雑な地形だがあちらこちらに標識は完備されている。

地面はホオノキの白い葉が目立つ。

周囲は再び岩だらけの地形になる。

尾根通りと沢通りの分岐点まで戻ったら下山開始。
この辺りは落ち葉が美しい。

下山道は2本あるが、赤岩通りを選択。

見るからに滑りそうな登山道。

最初の難関をクリアしたら、あとはもう難しい箇所はない。
周囲の岩壁を眺めながら下山する。

短い短い謎の鎖。

赤岩通り登山口に下山する。

ここは潜竜院跡と呼ばれる場所で、武田勝頼を迎え入れるための御殿を三日で造ったそうだ。
しかし勝頼はこの地に辿り着くことなく天目山で自刃したらしい。

車道を歩くとほどなく集落に到着。小さい山だと車道歩きも短くて楽だ。

無事駐車場に到着。朝は一番乗りだったが思った以上に車が増えている。
岩櫃山は程よい難易度の鎖場が連続して、非常に楽しい山だった。
また、登山道や山頂からの眺望は素晴らしいの一言で、
期待通りの非常に良い山だった。


Homeへ