烏場山
日付 2015年1月18日(日)
山域 房総
メンバー 家族(妻、長女・3歳、長男・1歳)
山行形態 子連れ日帰り
アクセス
ルート (Map) 花嫁街道入口 (8:58) - (10:02) 経文石 - (10:51) 見晴台 (11:38) - (11:49) 烏場山 - (12:40) 見晴台 - (13:14) 黒滝 - (13:21) はなその広場 (13:28) - (13:39) 花嫁街道入口


そろそろどこの山も雪に覆われる時期になってきた。
娘の靴は防水機能が高くないため、薄ら雪が積もっているだけでも歩くのは憚られる。
温暖な気候を求めて、今シーズンも房総の山に足を向ける。
烏場山は花嫁街道と呼ばれる道が整備された、房総でも人気の山である。

駐車場に到着。標高30m。
小さな駐車場だが、側にはトイレがある。

登山口には花嫁街道と書かれた大きな標識がある。
山間の村から海辺の村に花嫁が嫁ぐ際に歩いたことから、こう名付けられたそうだ。

なかなか良い雰囲気の登山道だ。立派な木がたくさん立っている。

一際大きな木。枝を四方八方に伸ばしている。

根元だけ立派な太い木だが、途中から貧弱になってしまった杉。

たくさんの木が密に生えている。この辺りは樹林帯が美しい。

ところどころに標識が立っている。地元の「和田浦歩こう会」が整備しているようだ。

第一展望台に到着。

展望台となっているが全く展望がない。木の展望台だろうか?

大きくえぐれた登山道に枝が散乱していて歩きにくい。

続いて第二展望台に到着。
ここでようやく展望が開ける。真青な海を望むことができる。

房総で良く見られるマテバシイ林の標識。

すさまじいマテバシイの密林地帯だ。
ここまで密集して生える木を他に知らない。
葉は付けていないのに、木の幹だけで奥の景色が全て遮られている。

経文石と書かれた標識が立っている。

木の根に石が挟まっているが、これが経文石なのだろうか?

少し展望が開けて、目指す烏場山が見えてきた。

一面ツル植物の葉に覆われた木が立っている。

見晴台に到着。ベンチがあって、休憩できるようになっている。

山中なのにトイレまで設置されている。

海が見えるなかなか眺めの良い場所だ。
山頂まであともうわずかだが、ここで腰を下ろして昼食をとることにする。

突然娘が悲鳴を上げる。飛んできたバッタが手の甲に止まったようだ。
もう寒いのでかなり弱っていて、あまり動かない。

昼食をとったら、山頂に向けて出発。間もなく第三展望台に到着する。
足元に山間の集落が見える。この集落の花嫁が海の方へ歩いたのだろうか?

山の向こうには何と富士山の頭が見えている。

右に左にたくさん枝を出した不思議な形の木。
まるでタコの足のようだ。

烏場山に到着する。標高267m。

山がどの方向に見えるか書かれた標識がたくさんあるのだが、
さほど展望の良くない山頂だ。昼食は先ほどの見晴台でとっておいて正解だった。

山頂には可愛らしい花嫁の石像が置かれている。

下山は花婿コースを歩く。
花婿が歩いた訳ではなく、花嫁コースがあるため、恐らく後付された名前だろう。

左方向に大きく枝を伸ばす大木。この山域は立派な木が多い。

旧烏場展望台に到着する。
ここからも太平洋が良く見える。太陽の光を反射していて美しい。

次は見晴台に到着。
展望台やら見晴台やら、色々な名前の場所があってややこしい。

緩やかな傾斜の道が終わって、階段の下りになる。

辺りは、相変わらず樹林帯がきれいだ。

金毘羅山に到着。山頂の少し下に石祠が置かれている。

分岐点から黒滝に向かう階段を降りる。

最近整備されたのか、比較的新しそうな東屋が建っている。

東屋から黒滝を望む。
房総の滝ということで全く期待していなかったが、思ったよりずっと大きい滝だ。
しかし水が汚い。こんな濁った滝壺は初めて見た。

近くには石像が祀られている。

下に降りて滝を望む。周りは岩壁に囲まれている。

簡易の木の橋を渡る。水が汚いので落ちたくないところだ。

ここからは渓谷歩き。崖に囲まれた雰囲気の良い場所だ。
距離が短いのと、水が汚いのが欠点。

石を飛んで川を渡る。娘は無理と言うので、ここは抱っこだ。

黒滝コースを終えたところに「はなその広場」がある。
1つだけポツリと遊具がある。ここで少し遊ぶことにする。

コアラのベンチ。可愛いのか不気味なのかよく分からない。

あとは、わずかの車道歩きで駐車場だ。所々で養蜂場の巣箱が見られる。
美しい樹林帯に包まれた、手頃なハイキングコースだった。


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