笠取山
日付 2012年9月22日(土)
山域 奥秩父
メンバー 友人(男1女3子供1)
山行形態 子連れ日帰り
アクセス
ルート (Map) 作場平 (8:51) - (10:03) 笠取小屋 (10:23) - (10:58) 笠取山 (11:39) - (12:06) 水干 - (12:47) 笠取小屋 - (13:03) ヤブ沢峠 - (13:55) 作場平


本日は久しぶりに友人と山に登ることにする。
場所は笠取山。奥秩父にあり、多摩川の水源の山として有名である。

作場平駐車場に到着する。標高1310m。

登山道入口は駐車場のすぐ側にある。

沢沿いの良く整備された歩きやすい道を登っていく。
地面に足がたくさんある3cm程度の虫が這っている。
ちらほら見られるので何の虫だろうと思って歩いていくと…

ぎゃあーーーー。
足の踏み場もないとはこのようなことを言うのだろう。
帰って調べたところ、この虫はキシャヤスデという種らしい。

大量発生ポイントを早々に抜け出す。
その後もキシャヤスデはちらほら見られる。

笠取小屋に到着。小屋前にはベンチとテーブルがあるためここで小休止。

ここからも良く整備された道が続く。
足元には木の板が敷き詰められていて、あまり登山道という感じがしない。

樹木がなくなり視界が大きく開ける。正面に見える丘は小さな分水嶺だ。

小さな分水嶺に到着。ここは多摩川、荒川、富士川の分水嶺だ。
こんな小さな丘が3つの大きな川の分水嶺とは不思議だ。

ここからは笠取山が良く見える。

歩を進めて笠取山の直下までやってくる。
これまでずっと傾斜の緩い道だったが、山頂直下だけやたら急斜面だ。

急斜面をゆっくり登っていく。振り返ると展望が良い。

笠取山山頂に到着。

北西方向に奥秩父主脈の山々が望める。
展望は良い山なのだが、今日の天気ではあまり遠くの景色は見えない。

昼食をとっていると完全に雲に覆われてしまった。

山頂を出発し、東に向かう稜線を歩く。この辺りは少し道が細く、岩場がある。
山頂を出発したのに、なぜか登山道は登りが多い。

しばらく進むと再び笠取山の山頂標識がある。標高1953m。
展望はないが、こちらが本当の山頂のようだ。
山梨百名山の山頂標識は、たまによく分からない場所に立っている。

シャクナゲに覆われた稜線を歩いていく。

途中で分岐点が現れる。地図では一本道のはずなのだが…
稜線を外れて細い踏み跡の急斜面を下って行く。

稜線下についている巻道に合流。ここからは平らな道を歩いていく。

水干に到着。ここが多摩川の源流だ。穴からポタリポタリと雫が落ちている。

もう少し下に多摩川の最初の流れが見られるので、登山道から外れて見に行ってみる。

ここが多摩川の源流。水がチョロチョロと流れている。
なかなか雰囲気の良い場所だが、ここにもキシャヤスデが大量発生…
このキシャヤスデ、8年に1回大量発生するらしく、ネットで調べたところ
この辺りの前回の大量発生は2004年だったようだ。ということは今年は当たり年ということだ。

来た道と合流し笠取小屋に戻ってくる。
煙がもうもうと出ているので小屋の主人が来ているようだ。

小屋の付近には大きなマルバダケブキが咲いている。

下りはヤブ沢峠経由の道を選択する。まるで林道のような道だ。

ヤブ沢峠に到着。ここで林道のような道から外れる。
この道ははるか南の方まで続いているのだが、ずっとこのような道が続くのだろうか…?

ここから先は登山道らしい道になる。

この辺りの緑は非常に濃い。紅葉はまだまだ先のようだ。

足元を流れる水流は非常に美しい。この水も最終的には多摩川に注ぐことになる。

足元を見るとシカの親子がこちらを窺っている。

良く整備された歩きやすい登山道が続く。
この辺りの登山道は本当に良く整備されている。

マウンテンバイクを持った人とすれ違う。見かけるのは今日2人目だ。
ある程度上まで行って自転車で下るのだろう。
確かにこの登山道なら自転車でも走りやすそうだ。

作場平に無事下山。

帰りはのめこい湯に寄って帰ることにする。
今回は何よりキシャヤスデが印象に残る登山だったが、山頂付近はあまり数がいなくて助かった。
比較的人が少なく手軽に登れる山だった。


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