北奥千丈岳~国師ヶ岳
日付 2014年7月26日(土)
山域 奥秩父
メンバー 家族(妻、長女・3歳、長男・1歳)
山行形態 子連れ日帰り
アクセス
ルート (Map) 大弛峠 (9:16) - (10:36) 北奥千丈岳 (10:52) - (11:12) 国師ヶ岳 (11:58) - (12:49) 大弛峠


奥秩父主稜の未踏峰はだいぶ少なくなってきた。
今回はその中の国師ヶ岳と北奥千丈岳に行ってみることにする。
北奥千丈岳は奥秩父の最高峰で、標高は2600mを越える高峰なのだが、
なぜかマイナーな存在であり、国師ヶ岳の方が名が通っている。
今回はこの2峰を結んで歩いてみる。

大弛峠に到着。標高2360m。
来る途中で娘が車に酔って吐いてしまい、到着が遅くなってしまった。
もちろん駐車場はもう一杯で、僅かなスペースを見つけて車を停める。

この大弛峠は以前、金峰山に登った時に来た場所だ。
ここから西に行けば金峰山、東に行けば国師ヶ岳だ。

峠の近くに、大弛小屋がある。

登山道はほとんど木の階段でできている。
娘は大きな段差を元気に登っていく。

夢の庭園と呼ばれる場所に到着する。

岩がちな地形の上に、階段が組まれている。

ここからは大きく展望が広がる。
見えているのは奥秩父主稜の山々、奥に金峰山の五丈石が見えている。
夢の庭園と呼ばれるだけのことはある、素晴らしい展望台だ。

遠くには南アルプスの山々が連なっている。

頭上は青空。見事な快晴だ。

背後に見えるのは小川山。手前には白い岩が連なっているのが見える。
小川山は岩登りの山として有名だ。

足元にハクサンシャクナゲが咲いている。
ここまできれいな状態で咲いているのを初めて見た。
思ったよりもきれいな花だ。

木道と階段がどこまでも続く。非常に良く整備されている。

途中で木の道がなくなって、ようやく山っぽい道になる。
ここも段差が結構きつい。

斜面を登りきると、岩が散在する平らな場所に出てくる。

目の前に見えてきたのは北奥千丈岳。
どてっとした山容で、お世辞にも格好良いとは言えない。

少し開けた場所に、前国師ヶ岳の標柱が立っている。

北奥千丈岳と国師ヶ岳との分岐点から、北奥千丈岳方面に向かう。
この辺りは高山帯でハイマツが広がっている。

北奥千丈岳に到着。標高2601m。
思いの外、展望が開けていて、雰囲気の良い山頂だ。
標高も2600mを越え、非常に高い。3大アルプスを除けばこの標高を越える山は少ない。
この山はもっと評価されてよいと思う。

山頂標識から少し離れた場所に大きな岩がある。見渡したところ、この岩が一番標高が高そうだ。
この岩の上が2601mなのだろうか?
岩には裏側から回り込んで登ることができる。

展望は開けているのだが、残念ながら雲が上がってきて、多くのものを隠し始めている。

北奥千丈岳で少し休憩したら、すぐ近くにある国師ヶ岳に向かう。
オオシラビソが広がる森の中を歩いていく。

すぐに国師ヶ岳山頂に到着する。標高2592m。
こちらは山梨百名山に選ばれている。
北奥千丈岳とは300mも離れておらず、ほとんど1つの山と言ってよい。
南峰、北峰でもよかったと思うのだが、なぜ別々の名前を付けてしまったのだろう?

山頂に腰を下ろして昼食をとる。
太陽が雲に隠れると肌寒く、太陽が顔を出すと灼熱地獄だ。

昼食をとったら山頂を後にする。

下りもひたすら階段だ。

登りは簡単だが、下りは難しい…

道が2手に分かれていて、登りは夢の庭園を経由したので、下りはもう一方の道を歩く。
何の変哲もない道で、登り下りとも夢の庭園を経由する方が良さそうだ。

大弛小屋まで下ってくる。小屋から出てきた話好きのおじさんと長話。
短い山行だったが、久しぶりに高山を登ることができた。


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