大岩~碧岩
日付 2024年3月30日(土)
山域 西上州
メンバー 単独
山行形態 日帰り
アクセス
ルート (Map) 三段の滝登山口 (8:14) - (8:43) 三段の滝 - (9:43) 碧岩大岩分岐点 - (10:15) 大岩 (10:30) - (10:46) 碧岩大岩分岐点 - (11:06) 碧岩 (11:40) - (12:29) 三段の滝 - (13:05) 三段の滝登山口


西上州の奥の方に碧岩という岩峰がある。
麓から見ても目立つ山なのだが、なんせ奥地にあるため、
その姿を目にしたことはなかった。
昨年この山に登ろうとしたが家族の都合で断念。
今回は単独で挑戦してみることにする。

三段の滝登山口の駐車場に車を停める。標高540m。
駐車場とトイレまであるのはありがたいことだ。
マイナーな山と思っていたが、すでに2台の車が停まっている。

三段の滝の案内板。登山道沿いに滝があるようだ。

登山開始。沢沿いの道を登っていく。

堰堤のすぐ下で沢を渡る。
水の流れが速く、ちょっとドキドキする場所だ。

沢の途中までしか架かっていない橋。
水しぶきを浴び続けているこの木橋は表面がつるつるでよく滑る。

沢と木の枝に行く手を阻まれる。上部の斜面を登って迂回。

こちらは立派な橋で安心して渡れる。

何度も何度も沢を渡る。

水の流れが美しい。

水が跳ね上がる滝。このような形の滝をヒョングリ滝という。
珍しい形の滝だ。

上から見下ろす。水が岩に当たって跳ね上がっている。

滝のそばを鉄はしごで登る。

はしごを登った先。すぐ横で水が激しく流れているのでちょっと怖い場所だ。

沢をさかのぼること30分、三段の滝に到着。
落差50mを三段で流れ落ちている。
落差、迫力、美しさ、どれをとっても素晴らしい滝だ。

滝の中腹から一段目と二段目を見上げる。

下には三段目の滝。激しく流れ落ちている。
季節がらか、昨日の雨の影響か、普段より水量が多そうだ。
沢の渡渉は大変だったが、迫力ある滝を眺められてラッキーだ。

濡れた岩場をロープを使って登る。

一段目の滝。これだけでも十分立派な滝だ。

三段の滝を上から見下ろす。

ここから先はまた穏やかな沢沿いを登っていく。

沢が二股になっている。その間の尾根の先端は尖峰だ。

沢を離れて尖峰の裏に回り込む。ここからは稜線に向けて斜面を登る。

落ち葉が足首まで埋まるほど積もっている。吹き溜まりになっているところはもっと深い。

ほんの少しだけ雪が残っている。もうすぐ消えてなくなりそうだ。

土砂崩れの跡。地面が大きくえぐれている。

碧岩と大岩の分岐点に到着。先に大岩に登ることにする。

登山道から望む碧岩。驚くほど尖がっている岩峰だ。

岩尾根を進んでいく。

岩尾根からは大展望が広がる。立岩や毛無岩が見渡せる。

こちらは少し標高の高い山々。もう3月下旬なのに北側斜面は雪に覆われている。

爽快な岩尾根が続く。

大岩山頂に到着。標高1133m。

鹿岳と四ツ又山が見渡せる。懐かしい山々だ。

大岩山頂から東に少し歩いたところの岩棚で東側の展望が広がる。
ここで1回目の昼食休憩をとる。

大岩からの下山道。本日は風が強く、立っているだけでもよろめく。
こういった岩尾根だと風の影響は大きい。

大岩を下山し、碧岩へ。最初の岩場が現れる。
こちらは比較的容易に登れる。

その次に出てくる岩場が難しい。
右から回り込むと登りやすいのだがそちらにはロープがない。

岩壁を登って少し歩くと碧岩山頂に到着する。

奥の方に真白な浅間山の頭が見えている。

こちらは先ほど登ったばかりの大岩。こちらの山もすごく尖っている。
そして中腹は垂直の断崖が見える。

碧岩の基部に戻ってくる。ここから来た道と分かれてショートカット道を選択。

右側には碧岩の岩峰が見える。

ピンクリボンはあるが、最後の方は道が不明瞭。
急斜面を適当に下っていく。

沢筋に降りてくる。この左上に登りに使った登山道があるが、
この沢をそのまま歩いて出合で登山道と合流する。

光を浴びて沢の水が輝いている。

枯葉の中に見たことの無いものを発見。
調べてみたら、シロキツネノサカズキモドキという菌類の一種のようだ。

無事下山。
沢沿いの登山道での渡渉、碧岩の岩場など、全体的に難易度が高く
さすが西上州の岩山、という感じの登山道だった。
三段の滝、稜線からの展望、ともに素晴らしく、充実した山行だった。


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