日付 | 2009年6月13日(土) |
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山域 | 箱根 |
メンバー | 単独 |
山行形態 | 日帰り |
アクセス | 電車、バス |
ルート (Map) | 乙女峠バス停→乙女峠→丸岳→三国山→箱根町 |
8:30 乙女峠バス停到着。標高810m。
バス停からは富士山が大きく望める。
梅雨の季節にこれだけ展望があれば上出来だ。
鳥居(?)をくぐって登山道に入っていく。
この辺りは歩くハイカーが多いので、道幅は広い。
一登りで乙女峠に到着。富士見三峠に数えられている峠だ。
全体的に樹林に囲まれている峠だが、展望台に立つと富士山を望むことができる。
峠には乙女茶屋が建てられている。かなり粗末な建物だ。
ここから金時山への道と分かれて、稜線を南下する道に入っていく。
9:32 程なくして丸岳山頂に到着する。
丸岳からは左手に箱根最高峰の神山が真正面に広がる。
これから歩く箱根外輪山の縦走路が遠くまで続いている。
左に見えるのは火山によってできた芦ノ湖だ。
右手に富士山、左手に芦ノ湖を望む道を歩いていく。
富士見台に到着。富士山と芦ノ湖が同時に見えるのはここだけらしい。少し意外だ。
この時間になると、富士山は霞みの中で殆んど見えなくなっている。
美しい樹林のトンネルを歩いていく。
箱根外輪山というとカヤトが広がる尾根というイメージがあるが、この辺りは植生が違うようだ。
眼下に箱根スカイラインが見えてきた。
この登山道を面白くないものにしているのは、登山道のすぐ側を走る車道だ。
ひっきりなしに走るバイクの音がうるさい。
道端にはヤマボウシの白い花がたくさん咲いている。
道が少し藪っぽくなる。歩くのに支障はないが、あまりきれいに整備はされていない。
右手からは相変わらず車の音が聞こえてくる。
展望台に到着。車の駐車場も側にあるので、観光客が何人かいる。
目の前に芦ノ湖と、箱根駒ヶ岳、神山が広がる。
なかなかすばらしい景色の展望台だ。
この辺りは笹原で覆われた、気持ちのいい斜面が広がっている。
道端のあちらこちらにトキワハゼが咲いている。
初めて見た花だが、ここでは縦走路中ずっとこの花が咲いていた。
ジシバリ。生命力が強く、厄介な雑草として嫌われている。
美しい蝶を発見。蝶はひらひら飛ぶので写真で捕えるのが難しい。
眼下の芦ノ湖には遊覧船が浮かんでいる。
湖尻峠に到着。ここで車道を横切る。
湖尻峠から三国山への登りでは、箱根とは思えないほど豊富なブナ林が広がっている。
12:08 三国山山頂到着。標高1101m。
樹林とバイケイソウに囲まれた静かなピークだ。
山頂付近は美しい森が広がっている。展望はないがよい雰囲気の山頂だ。
三国山から先も鬱蒼とした樹林帯が続いている。
ドクダミの花が咲いている。独特の形をした花だ。
登山道に突然山伏峠の標識が現れる。
付近は峠らしい地形ではないし、稜線を横断する道も見られない。
レストハウスに到着。再び車道と合流する。
この辺りは観光客が多い。
美しいシモツケの花が咲いている。
歩いてきた稜線を振り返る。背後の山は安達太良山によく似ている。
ここから先はピークらしいピークはない。穏やかな稜線をゆっくり歩いていく。
道の駅「箱根峠」に到着。ここにはバスが来ないので、さらにもう少し下る必要がある。
ここも展望のよいポイントだ。正面に見えるアンテナのある山は二子山。
現在植生保護のため登山禁止になっている。そんなところにアンテナを建ててもいいのか?
ここから車道を伝って下るのではつまらないので、箱根旧街道を歩くことにする。
この道の入口は道の駅のすぐ側にあるにも関わらず案内板がなく、探すのに少し苦労した。
石畳の残る道を下っていく。結構歩きにくい道だ。
箱根越えは東海道の中でも一番の難所だった。
JR東海道線や東名高速道路は箱根を迂回しているが、
国道1号線は今でも箱根の真中を貫いている。
古くからの街道なので、周りには杉の巨木が多く残っている。
道端に石仏がたくさん並んでいる。
箱根旧街道を抜ける。
箱根外輪山の内側にも普通に町が広がっている。
駒形神社に寄り道していく。
境内には美しい御輿が置かれている。祭りのときに使うのだろう。
14:30 箱根町バス停到着。標高730m。