南天山
日付 2015年11月3日(火)
山域 奥秩父
メンバー 家族(長女・4歳)
山行形態 子連れ日帰り
アクセス
ルート (Map) 駐車場 (8:58) - (9:34) 法印ノ滝 - (10:13) 下部分岐点 - (11:07) 上部分岐点 - (11:18) 南天山 (12:03) - (12:15) 上部分岐点 (12:24) - (13:06) 下部分岐点 - (13:34) 法印ノ滝 (13:45) - (14:08) 駐車場


息子が風邪気味のため、本日は娘と2人で山に行くことにする。
目的地は南天山。秩父の奥地にある目立たない山だ。
家から少々遠いため、これまで敬遠してきたが、
今回は娘と2人きりのため、行ってみることにする。

中津川渓谷沿いの道を遡って行く。途中で車を停めて紅葉を眺める。
カメラを構えている人があちらこちらに見られる。

未舗装の道路を走り、路肩が広くなった小さな駐車場に車を停める。標高820m。
紅葉の時期だからか、意外にも既に何台か車が停まっている。

すぐ側の登山口から登り始める。

登山道は狭い。右側は崖のため、子供を歩かせるには怖い道だ。

すぐに沢沿いの道になる。石がたくさん転がっていて、案外難易度の高い登山道だ。

何度も木橋を渡る。娘は手を繋がなくても渡れるようになった。

風が吹くと色付いた葉が落ちてくる。

法印ノ滝に到着。小さいが美しい滝で、この山のシンボル的な存在だ。

周囲は非常に紅葉が美しい。

滝を高巻く。上部から法印ノ滝を眺められる。

娘は地面に落ちている枝付きの葉を見つけて遊び始める。

だいぶ上流まで遡り、水量が少なくなってくる。

登山道の分岐点に到着。沢沿いの道と分かれて山頂への近道を選択する。

この辺りまで来ると、もう沢は涸れている。

ここからは急斜面に付けられたジグザグ道を登って行く。辺りは檜の植林地帯だ。

斜面を登りきると尾根に飛び出す。ここが沢コースとの合流地点になっている。

ここからは尾根道を一登りだ。

山頂直下の岩場を登る。

南天山の山頂に到着する。標高1483m。

意外にも山頂からは大展望が広がる。
目の前に見える山々は、どれもこれもギザギザしている。

正面に見えるのはギザギザの代表格、両神山だ。

北方の尾根にはとんがり帽子の山が並んでいる。
左のピークは宗四郎山、右のピークは以前登った大ナゲシだ。

娘は「あの白い山に行きたい」と言っている。
岩壁が美しい赤岩岳だが、娘の実力ではまだ無理だろう。

遠くに見えるのは奥秩父の秘峰、和名倉山だ。
あまり特徴のない山容だが、思い入れのある山のため一目でそれと分かる。

南方に見えるのは奥秩父の三宝山。埼玉県の最高峰だ。

山頂はさほど広くないが、続々と登山者がやって来て10人位になる。
これほど人気の山だとは思わなかった。

昼食をとったら下山開始。慎重に岩場を下る。

この尾根を辿って行くと、左右に伸びる群馬埼玉国境稜線に至る。
奥秩父から伸びる長大な尾根だが整備された登山道はない。右端に見えるのは帳付山だ。

分岐点に到着。登りに使った近道コースか遠回りコースか
どちらを下りたいか娘に聞いたら、遠回りコースが良いと言う。

尾根道を直進する。急な下りの後に登りになったところで
「やっぱり近道が良かった」と言い出したため、素直に引き返すことにする。

分岐点まで戻ったら、斜面のジグザグ道を下る。
周囲は黄葉した唐松林が広がっている。

檜の実が地面にいっぱい落ちている。息子へのお土産にいくつか拾う。

斜面を下りきったら、あとは沢沿いの道を下るのみ。水に触ると結構冷たい。

滑らかな岩盤の上を、勢いよく水が流れている。

再び法印ノ滝に戻ってくる。ここでおやつ休憩をとる。
午後になると滝は日影に入ってしまう。

最後の行程を歩き、無事下山する。
思った以上に良い山であり、思った以上に賑わっている山だった。


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