沼津アルプス
日付 2010年2月6日(土)
山域 伊豆
メンバー 友人(男1女1)
山行形態 日帰り
アクセス 電車、バス
ルート (Map) 多比→大平山→鷲頭山→徳倉山→横山→香貫山→黒瀬


ずっと前からその存在が気になっていた沼津アルプス。
標高が低い割にはコースにアップダウンが多く、それなりにハードらしい。
南の方にある低山なので、どの山も雪に包まれる2月に行くのがちょうどよい山だ。

7:45 多比バス停到着。標高0m。
車道を少し歩くと沼津アルプスの登り口が見つかる。

少し登ると背後に海が見えてくる。今日は非常に風が強いため、白い波があちこちで見える。

道端に咲くスイセン。花は終わりかけている。

この山は照葉樹林が広がっている。
町に囲まれた低山の割にはよく自然が残っていて、巨木の数も多い。

8:36 大平山山頂到着。標高356m。
本山行最初のピーク。ここまではあっという間だが、ここから長い縦走路が始まる。

沼津アルプスは富士山の展望が魅力のひとつ。
少し雲がかかっているが、近くに大きな富士の姿を望むことができる。

目の前に鷲頭山の頂が見えてくる。この山が沼津アルプスの最高峰だ。

ウバメカシの樹林帯が広がる。かなり密生しているのだが、
この木は風を遮ってくれないのか、風が吹き抜けて寒い。

東の方角には箱根の山々が見える。箱根は山頂部が白く染まっている。

振り帰ると大平山が見える。小さな山だが山容は立派だ。

9:22 鷲頭山山頂到着。標高392m。
山頂からは真っ青な海が見下ろせる。

鷲頭山の山頂の一角には大きな石灯篭が立っている。

山頂は小広く開けている。昼食休憩を取るのにちょうどよい場所だが、
まだあまり歩いていないので、小休止して先に進むことにする。

縦走路からは駿河湾の青い海がよく見渡せる。緩やかに弧を描いた海岸線は本当に美しい。

巨大な岩壁が現れる。なぜこのような形になったのか分からないが、不思議な形の岩壁だ。

基部のオーバーハングした部分に石像が置かれている。

ぼたもち岩。先ほどの岩壁はオーバーハングしていたため全く登れなかったが、
こちらの岩は簡単に登ることができる。

「さざなみ展望台」と名付けられた展望台がある。
他にも「奥駿河パノラマ台」「きらら展望台」などがあったが、
どの展望台からの景色も大して変わりはない。

不思議な木を発見。木の幹に穴が開いている。
幹に穴が開いたというより、二岐に分かれた幹が再び上で一つになっているようだ。
上を見ると完全に一本の幹になっている。こんな形の木は初めて見た。

全体的に照葉樹林に囲まれている縦走路だが、
ところどころで展望が開けると、常にきれいな海が望める。
近くにあるはずの富士山が見えるポイントは意外に少ない。

大きな枝を真横に伸ばした巨木が立っている。
かなりバランスが悪そうだが、幹は太く立派な姿だ。

登山道脇にある対空壕。戦時中に掘られたものだ。
こんな山の中で対空壕を掘る必要などあったのだろうか?

登山道が突然急傾斜になる。この縦走路は標高差こそ少ないが、坂は急傾斜が非常に多い。
脇にはなぜか竹でできた手すりが付けられている。

10:52 徳倉山山頂到着。標高256m。
切り開かれた部分からは富士山が望めるが、だいぶ雲がかかってしまっている。
富士山にかぶさるように横たわっている愛鷹山がよく目立っている。

山頂は大勢の人がたむろしている。ここで腰を下ろして昼食をとることにする。

山頂からの下山道もかなりの急傾斜。非常に歩きにくい。
下から続々と人が登ってくるが、皆辛そうだ。

横山山頂到着。標高は183mで、だいぶ下のほうまで降りてきた。

その先の香貫山との鞍部には大きな車道が走っている。

車道を越して香貫山の登りに入る。
この山は上の方まで車道が通っていて、頂上部は公園風に整備されている。

振り返ると今まで歩いてきた縦走路が望める。ぽこぽこと丸い山が並ぶ面白い景観だ。

12:57 香貫山山頂到着。標高193m。
本日5つ目の山頂で、これが一番北端にある最後の山頂だ。
頂上は建物が占拠している。

夫婦岩。何か亀の形に見える。

下のほうまで降りてくると、五重塔が見えてくる。古いものではなさそうだ。
背後には愛鷹山と富士山が見えている。

小さな公園で腰を下ろして少し休憩する。眼下には沼津市街と狩野川が見渡せる。

13:48 黒瀬バス停到着。標高5m。
小さい山ながらも展望がすばらしく、そこそこ歩き応えのあるコースだった。


Homeへ