仙人ヶ岳
日付 2010年3月27日(土)
山域 安蘇山塊
メンバー 友人(男1女1)
山行形態 日帰り
アクセス 電車、バス
ルート (Map) 小俣駅→石尊山→猪子峠→仙人ヶ岳→瀬場橋入口


今週末は1泊2日で山に行こうと思っていたが、
日曜の天気が悪そうなので、急遽日帰りの山に変更。
少し遠出して安蘇山塊の仙人ヶ岳に登ることにする。
コースタイムは8時間程度のロングコースだ。

8:26 小俣駅到着。標高70m。
両毛線の結構寂れた駅だ。

車道を歩いて登山道入口まで向かう。
車どおりは少なく、落ち着いた風景の中を歩くのは気持ちが良い。

登山道入口に石尊不動尊がある。この神社を抜けて登山道に入っていく。
ここで準備をしていると、燈篭の間を車が次々と入ってくる。皆登山者なのだろうか?

最初は杉林の中を進んでいく。

丁目石が置かれている。数は多く、5分に1回は出てくるペースだ。

女人禁制と書かれた石塔が立っている。それなりの信仰の山だったようだ。

右手に見える尾根は工事が行われていて、山が大きく削られている。

左手には遠くの方に赤城山が見えている。

登山道には頻繁に岩場が現れる。標高の低い山だが、岩がちな地形だ。
チャートと呼ばれる岩らしい。

岩場に出ると展望が一気に開ける。桐生市街とその向こうに浅間山の姿が見える。

石尊神社の奥宮に到着する。丁目石はここで終わっている。

天狗の面が掲げられている。

10:03 そこから一登りで石尊山山頂到着。標高486m。
この山頂の手前に展望の良い広場があったが、この山頂は狭くて休憩には向いていない。

ここから先はアップダウンのほとんどない穏やかな尾根となる。
まだ新緑には遠いが、雑木林の広がる尾根は歩いていて気持ちが良い。

お隣の深高山に到着。マイナーピークだが石尊山より標高は高い。

カタクリの花を見つける。まだ咲いている数は少ないが、数輪の花が咲いている。
タンポポが咲き、スミレが咲き、カタクリが咲き、どんどん春に近づいている。

登山道は猪子峠まで大きく標高を下げた後、仙人ヶ岳に向かっていく。
遠くにこれからめざす仙人ヶ岳を望む。際立ったピークではないが立派な山容だ。

振り返ると歩いてきた平らな尾根が見渡せる。

犬返しと呼ばれる岩場に到着。もともと仙人ヶ岳という
マイナーピークに目をつけていたのはこの岩場があるから。
岩場らしい岩場はこの1箇所のみだが、そこそこ面白い。

登山道脇にアカヤシオの花を見つける。今年もまたこの花に出会えた。
ツツジの木が多いので4月になると、この辺り一体はさぞ華やかになるだろう。

木の幹がぶら下がっている。

ぐるりと一回転した木。何をどうやったらこんな形になるのだろう?
なんとも不思議だ。木はちゃんと葉を付けている。

所々でダンコウバイの花が咲いている。

13:54 仙人ヶ岳山頂到着。標高662m。
なかなか遠い山頂だった。少し休憩して下山を開始する。

不思議な木を発見。3本の幹が合体し、そこから2本の枝が伸びている。
木の結合部を見ると枯れているようにしか見えないのだが…

下山道はガイドブックに載っている道を選んだのだが、人通りはなく、道も細い。
この辺りは立派な松の木がたくさん立っている。

今にも転げ落ちそうな大岩。

登山道のど真ん中に大きな松の木が立っている。
一歩も通さないぞ、という風情だが、残念ながら木は枯れていた。

何本もの幹が合体したように見える木。この山はどうも変な形の木が多い。

下山地点に建つ塩ノ瀬神社に到着する。

15:54 瀬場橋入口バス停到着。標高180m。
今回はカタクリやアカヤシオの花に出会え、久しぶりの安蘇山塊の山を堪能できた。

帰宅は桐生駅から。ここからわたらせ渓谷鉄道の電車が出ている。
いつかこの電車に乗って足尾山塊の山にも行ってみたいものだ。


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