日付 | 2008年6月24日(火) |
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山域 | 日光周辺 |
メンバー | 単独 |
山行形態 | 日帰り |
アクセス | 電車、バス |
ルート (Map) | 中禅寺温泉→半月山→阿世潟峠→社山往復→中禅寺温泉 |
10:15 東武日光駅到着。
今市駅での車両の切り離しの際に乗り換えに失敗し、1時間遅れで日光駅到着。
11:05 中禅寺温泉バス停到着。標高1285m。
非常に豪華なバスだが、値段が往復2000円は高すぎる。
東武鉄道は鉄道が安い分、観光路線のバスはぼったくっている。
一大観光地とはいえ、梅雨時の平日ではさすがに人は少ない。
川の向こう側に中禅寺湖が見えている。
中禅寺湖を見るのは本当に久しぶり。
男体山の山頂部は完全に雲に覆われている。
車道を外れて登山道に入って行く。
この辺りは登山道というより遊歩道として整備されている。
非常になだらかな尾根なのだが、道は結構ジグザグにつけられていて、
余計な時間がかかる。
茶ノ木平に到着。天気がよければ、ゆっくりするのにいいところ。
平という名がついているだけあって、この辺りは平坦な地形が続く。
昔は茶ノ木平までロープウェイが通っていたが、今はなくなってしまっている。
歩く人が少ないのか、草の上には踏み跡があまり残っていない。
第2展望所の案内板。第1展望所は見逃してしまったようだ…
展望所に続く道は笹が生い茂っていて結構歩きにくい。
ここもあまり人が来ないのだろう。
展望所から中禅寺湖を望む。相変わらず空はどんよりとしている。
下に目をやると、中禅寺湖道路が見える。
この道路はどこかに通じているわけではない、完全な観光用道路。
木の根が激しく露出している。これだけ土が流れると大変だろう…
車道近くにある立派な展望台に到着。
目の前には大きな男体山が横たわっている。
ここで車道と登山道が交差する。
車道を横切って再び登山道に入っていく。
シロヤシオの説明板。さすがにもう花は咲いていない。
所々で車道と交わるが、山自体は人影も薄く、心地よい登山道が続く。
今日は左手の足尾山塊の展望も楽しみにしていたのだが、
残念ながら今のところ雲に覆われていて何も見えない。
狸山に到着。尾根上にある小さなピーク。
狸山を下ったところで再び車道に出合い、大駐車場に到着する。
この駐車場も展望台になっていて、中禅寺湖が眼下に見える。
さっきの展望台よりも幾分標高が高くなっているのが分かる。
再び登山道に入り、半月山をめざす。
この辺りには何人かの登山者がちらほら見える。
13:23 半月山山頂到着。標高1753m。
この山頂は展望が全くない。
しばらく行ったところに展望台があるので、この山頂は素通りする。
半月山展望台に到着する。
眼下には中禅寺湖、その奥に男体山が聳えている。
中禅寺湖は水がきれいなのか、まるで南国の海のような色をしている。
西側にはこれから歩く日光南岸尾根の山並が続いている。
南方の足尾山塊も、雲が晴れて良く見えている。
木が生えずに地肌が剥き出しになっているのは、昔の足尾銅山の煙害によるもの。
右手に見える高い山は、足尾山塊の盟主・皇海山。
展望台を後にし、阿世潟峠まで斜面を急降下していく。
目の前に社山が聳えている。
日光では決して目立つ山ではないが、ここから見るとなかなか立派。
14:27 阿世潟峠到着。
ここから社山を往復する予定だが、そもそも登山開始が計画の1時間遅れ。
下山するかどうか迷ったが、少しペースを上げて社山に登ることにする。
登山道脇には小さな泡があちこちに見える。何かの卵だろうか?
社山への道はあまり高い木が生えていない。
展望が良いのはいいのだが、太陽も出てきたので非常に暑い。
ついに男体山の頭が見えてきた。左手には子供の太郎山も見える。
素晴らしい展望で、本日の登山の山選択は大正解。
これ以上いい天気だと、逆に日光巨峰群登山への未練が出てしまう…
今まで歩いてきた半月山方面を望む。
比較的低い山々が連なっている。
思わず駆け出したくなるような草原。
道ではないので本当に駆け出すと迷ってしまう。
奥に見える平地は戦場ヶ原。
日光の奥地に広がる巨大な湿原で、これから夏にかけて多くの花々が咲き競う。
この辺りは昔山火事があったらしく、焼け残った木がわずかに残っている。
太陽を遮るものが何もないので、とにかく暑い。
15:14 社山山頂到着。標高1827m。
山頂付近のみ樹林に覆われているので、涼しくて助かる。
社山から先にも登山道は続いているので、次来た時には歩いてみたい。
山頂からは足尾方面の展望のみ開けている。
険しそうな山並が続いている。
社山を後にし、阿世潟峠に向かう。
中禅寺湖畔には、宿屋や土産物屋が並んでいるのが見える。
阿世潟峠を経由して、下山道に入っていく。
比較的急な木段が続いている。
中善寺湖岸まで下りてくる。
ここからは以前歩いた湖岸道路に沿ってバス停に向かう。
前に来た時は紅葉がきれいだったが、今は全て緑色に覆われている。
中禅寺湖の向こう側に見える男体山は非常に存在感がある。
この湖ははるか昔に男体山の噴火によって出来たものらしい。
振り返って日光南岸尾根を望む。
一番低いところが阿世潟峠、左が半月山、右が社山。
17:15 中善寺温泉バス停到着。
東武日光駅では巨大な入道雲が山のように高く聳えていた。