高ドッキョウ
日付 2008年3月8日(土)
山域 駿河
メンバー 単独
山行形態 日帰り
アクセス 電車、バス
ルート (Map) 板井沢→樽峠→高ドッキョウ→徳間峠→大平


青春18切符が使えるようになったので、前々から気になっていた静岡の山に行ってみる。
伊豆の山には行ったことがあるが、駿河の山に入るのは初めて。

8:17 板井沢バス停到着。標高160m。
バスの運転手に「一体どこを歩くの?」と訝しげに聞かれた。
公共交通機関を使ってこの辺りの山に登る人は皆無のようだ。

美しい山村風景。茶畑が広がるところが静岡らしい。

道端には梅の花が咲いている。

車道から登山道に入っていく。意外にも道標はしっかりしている。

この辺りの山も低いところは植林地帯が広がる。
登山道はきれいに整備されている。

樽峠に到着。明るくて良い雰囲気の峠。

峠には石仏が置かれている。

ここからは尾根道になる。あちこちにブナの木が見られる。

小さな展望台に到着。霞んでいなければ山々の向こうに駿河湾が見えるはず。

振り返るとぽっかり富士山が浮かんでいる。

標高を上げていくと、少し雪が現れる。
急坂で凍り付いている所もあるので登りにくい。

11:04 高ドッキョウ山頂到着。標高1134m。
山梨百名山の標識が立っている。
完全に静岡の山と思っていたが県境の山らしい。
この辺りは県境線が波うっているので感覚がつかみにくい。

山頂からは展望が開けないので、少し下って展望が開けるところを探す。
見慣れない山々が視界に広がる。
遥か遠くに真白な北岳が薄らと見える。

山頂に戻ってくる。
今日は誰にも会わないと思っていたのに、意外にも登山者がいる。
結局今日は3名の単独行者と出会った。

山頂を出発し、西に向かう。

目の前に大きな稜線が横たわる。いつか辿ってみたい道だ。

下りの道はやせ尾根が続き、所々急斜面になっている。

徳間峠に到着。こちらの峠は少し暗くて非常に静か。

この峠にも石仏が置かれている。文久三年と書かれている。
昔の人は常に峠に石仏を置いて、旅の安全を願ったのだろう。

しばらく歩くと大きな沢に下り付く。

あまり渡る気のしない、ぼろい橋がかかる。
そばに看板があるが錆付いて読めない。
「渡るな危険」だったらどうしよう…

橋を渡り車道に出ると、巨大な岩が現れる。
軍艦岩と名付けられている。

岩の上には登ることができる。下を覗くと相当の高度感がある。

川の中に道が通っている。
橋にするでもなく、ずいぶん大胆な道のつけ方だ。

下山。ここも美しい山村風景が広がる。

茶畑の中、バス停まで歩く。
15:00 大平バス停到着。標高220m。
バスの運転手に「どこ歩いてきたの?」と聞かれる。
外部の人間がこのローカル線のバスに乗るのは珍しいようだ。

バスは途中でガソリンスタンドに寄る。
客を乗せたまま燃料補給するバスなんて初めて見た。


Homeへ