日付 | 2009年11月7日(土) - 2009年11月8日(日) | ||||
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山域 | 谷川 | ||||
メンバー | 単独 | ||||
山行形態 | 1泊2日無人小屋泊 | ||||
アクセス | 電車、バス | ||||
ルート (Map) |
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2日目
6時に小屋を出発。
空は赤くなり始めているが、この時間ではまだ日は出ていない。
茂倉岳山頂で日の出を迎える。
朝陽に照らされ雪が真っ赤に染まっている。
谷川連峰の山々も朝陽を浴びている。昨日に引き続き今日も天気がよい。
東の方角には山々のシルエットが並んでいる。
武能岳に向けて歩を進める。この山もなかなか急峻な崖を持っている。
雪がまだら模様に積もっていて、なかなか美しい。
振り返ると茂倉岳が大きい。さすがに北斜面は雪が多く、山は白く染まっている。
7:51 武能岳山頂到着。標高1759m。
この山頂も360度の大展望台だ。
正面には大きな朝日岳が見える。ここから清水峠を越えて
朝日岳まで続く馬蹄形の縦走路があり、そのコースも人気がある。
崖だらけの稜線から一転、ここからは駆け出したくなるような伸びやかな稜線が続いている。
蓬ヒュッテに到着。避難小屋のように見えるが営業小屋で、この時期はもう閉じられている。
冬季開放も行われていない。
遠く谷川岳方面を望む。あちらの方の山々はやはり存在感がある。
目の前に七ツ小屋山が見えてくる。この辺りは小さな湿原が広がっている。
9:24 七ツ小屋山山頂到着。標高1674m。
七ツ小屋山とは変わった名前の山だ。
ここから稜線はさらに高度を下げ清水峠に続いている。
清水峠は三国峠と並んで越後と上州を結ぶ重要な峠道だった。
過去には車道も通っていたが、相次ぐ雪崩によって崩壊してしまっている。
昔の旅人を苦しめた非常に厳しい峠だ。
今では関越自動車道や上越新幹線が谷川岳の遥か下を貫いている。
ここから主稜線を外れて大源太山を目指す。
鋭く尖るこの山は越後のマッターホルンと呼ばれている。
山頂から人が下りてくるのが見える。
山頂直下は鎖場が続く。それほど難しいところではないが、
もし雪が付いていたら、難易度は相当に高かっただろう。
10:07 大源太山山頂到着。標高1598m。
谷川連峰にはこれと同名の山があってかなり紛らわしい。
歩いてきた登山道を振り返る。道の両側は切れ落ちている。
山頂部が白く染まった巻機山が見える。ここまで来ると巻機山はもう目の前だ。
山頂で出会った人としばし会話を交わし、4,50分のんびりとする。
下山道に岩場は無いが、こちらも急斜面の道だ。
森林限界の下まで下りてくる。
ガイドブックに、この辺りの山には針葉樹林帯がほとんど見られないと書かれている。
思い返してみれば、今回の山行は落葉樹と高山帯のみで、確かに針葉樹林は見ていない。
沢の渡渉地点。ロープがあるが水流はそこそこ激しい。
途中ですれ違った家族連れや、とろそうなおばちゃんもここを渡ったのだろうか…?
下の方はまだ僅かに紅葉が残っている。
12時半頃、林道終点の駐車場に下山する。標高710m。
山頂で仲良くなった人が待っていてくれて、車で送ってもらうことにする。
途中、温泉に寄る。落ち着いた佇まいのなかなかよい湯だ。
その後越後湯沢駅まで送ってもらう。礼を言って別れる。