富山
日付 2018年2月4日(日)
山域 房総
メンバー 家族(妻、長女・6歳、長男・4歳)
山行形態 子連れ日帰り
アクセス
ルート (Map) 市営無料駐車場 (8:03) - (8:19) 福満寺 - (9:31) 富山南峰 - (9:49) 富山北峰 (11:23) - (12:23) 伏姫籠窟 (12:49) - (13:17) 市営無料駐車場


関東でも2回雪が降り、周りの山々はほとんど雪に覆われてしまった。
今回は雪山を避け温暖な千葉の山に行くことにする。
選んだ山は富山。11年前に1度登った山で久々の再訪だ。

市営無料駐車場に車を停める。標高20m。
便利な場所にこのような駐車場があるのはありがたいことだ。

目指す富山が見えている。天気予報に反して空はどんよりとしている。

水仙の花が咲いている。千葉は水仙の栽培が盛んだ。
息子が地面に落ちている(水仙の?)球根を見つけてご満悦だ。

菜の花。

ホトケノザ。房総はもう春の気配が感じられる。

富山の麓にある福満寺に立ち寄る。

この大きな植物は一体何だろう?

比較的小さな寺で銅鑼や賽銭箱は見当たらない。

寺の側にトイレがあるため立ち寄る。
スズメバチ注意の案内が出ているが、この時期であれば大丈夫だろう。

しばし車道を歩くと登山道に到着する。

歩き始めてすぐに一合目の標識が現れる。こんな低山でも合目標識がある。

周囲は照葉樹林帯で冬でも濃い緑に覆われている。

しばらく登ると道は下り坂になる。

下りきったところが五合目で、ベンチが設置されている。

足元にスミレの花を発見。

五合目を過ぎると登山道は急登になる。段差の大きい階段がしばらく続く。

この辺りは大木が多く、美しい樹林帯が広がる。

足元に黒い実がたくさん落ちている。何の実だろうか?

大きな木が倒れている。巨大な木の根っこだ。

木が倒れたところから展望が広がる。房総の低い山々が見渡せる。

ようやく日差しが出てきた。

南峰直下に地蔵が祀られている。

古くて急な階段を登ると南峰山頂。登り降りするのが少々怖い階段だ。

山頂に観音堂が建っている。あまり手入れされていないのか、外壁が損傷している。

中は比較的きれいに整備されている。

観音堂の脇の階段を登ると南峰山頂に到着する。標高342m。
電波塔と東屋が占拠し、展望は全くない冴えない山頂だ。

南峰を後にし、北峰に向かう。途中で僅かに残った雪を見かける。
この地にも雪は降ったようだ。

苔むした岩。息子が登って遊んでいる。

南峰と北峰の鞍部は平らな道で歩きやすい。

ボタンスギの巨木。標識によると幹周り3.43m、樹齢300年以上とのこと。

すぐ先に休憩舎があり、岩井の町と東京湾が望める。

ここから北峰まではすぐ。北峰直下にお堂が建っている。ミカンの供え方が独特だ。

中を覗くと土台に象の形をした石が見える。
謂れが記載されていないので何物かは全くの不明だ。

北峰山頂に到着する。
こちらの山頂は広々していて、ベンチとテーブル、展望台がある。

子供たちは早速展望台に登って遊んでいる。

展望台からの景色。先ほど登った南峰がすぐ近くに見える。

こちらは房総の山々。晴れている場所もあるが、残念ながら暗い雲が多い。

今回も山頂でカップラーメンを食べる。体が温まるので子供たちは喜んでいる。

途中で小雨が降ってくる。日差しは出ているのだが…
山で雨にあうのは久し振りだ。

山頂で昼食やおやつを食べ、くつろいでいるとだいぶ空が晴れてきた。
無人で寂しかった山頂も多くの登山者で賑わっている。

山頂の一角の高台に山頂標識を発見。こんな場所があるとは前回は気付かなかった。
ここが富山の最高地点のようだ。標高は349.5m。

下山は登りとは別のコースを歩く。こちらの道も照葉樹林が美しい。

かなり急な階段が続くが子供たちはすごい速さで駆け下って行き、全く追いつけない。

階段を下りきったところで林道に出てくる。

谷を挟んだ対岸の尾根はかなりの急斜面に見える。低山といえど迷い込むと遭難しそうだ。

不思議な形の堰堤を発見。真ん中の構造物は一体何のためにあるのだろう?

イノシシを捕まえるための罠。道でたむろしていた人に話を聞くと、
イノシシを捕まえると駆除費として町から1万数千円もらえるらしい。
しかしイノシシも利口で、最近は簡単には罠にかからないようだ。

道中にある伏姫籠窟に立ち寄る。

階段を登った先にあるのが伏姫籠窟。
南総里見八犬伝の伏姫と八房が籠った場所とされているが、
その小説を読んでいないため、特に感じるものはない。

伏姫舞台。仁義礼智忠信考悌の文字が刻まれている。
ベンチがあるため、ここでおやつ休憩をとる。

駐車場まで戻ってくる。青空の下の富山は美しい。
今日は天気が今一つだったが、小さな春を見つけられた登山だった。


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