日付 | 2009年10月10日(土) - 2009年10月12日(月) | ||||||
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山域 | 北アルプス | ||||||
メンバー | 友人(男2) | ||||||
山行形態 | 前夜発2泊3日小屋泊 | ||||||
アクセス | 電車、バス | ||||||
ルート (Map) |
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2日目
朝起きて外に出ると日の出の時間。
周囲は真っ赤に染まっている。
多くの人が外に出ているが、この天気では日の出を見ることはできない。
天気予報によると、午後から天気が回復するらしい。
昨夜は朝方まで雪が降っていた。
昨日まででもそこそこ積雪があったのに、この様子では五竜までの縦走は無理。
今日は鹿島槍ヶ岳の往復のみにする。
今日の行程だとコースタイム3時間半程度。
時間が余りすぎるので、朝食をとったら部屋に戻って2度寝する。
1時間ほど寝てふと目を覚ますと、窓の外には真っ白な山が見えている。
この景色にはびっくり。完全な冬山の景色だ。
あわてて支度して外に飛び出す。
8:13 小屋を出発し、鹿島槍ヶ岳をめざす。
外は木が真っ白に染まっていて非常に美しい。
高台から冷池山荘を見下ろす。全てが白く染まっている。
少し歩くと鹿島槍ヶ岳の秀麗な姿が見えてくる。
この山ほど美しい形の山はそうはないと思う。
山頂付近にかかっている雲が少し邪魔だ。
北アルプスの山々が目の前に広がる。
左手に見えるのは昨日通過した種池山荘だ。
北アルプスの東側はおおむね晴れている。
水溜りの水は完全に凍り付いている。
標高を上げていくと次第に辺りは雲に包まれてくる。
踏み跡はしっかりあるので、それを追って尾根を登っていく。
布引山山頂に到着。鹿島槍ヶ岳の前衛峰だ。
ここは鹿島槍ヶ岳の大展望台。
目の前に見えるのだが、邪魔な雲がどうしても取れない。
1時間半ほどここでのんびりしながら待ったが、
雲が動かないのであきらめて鹿島槍に向かうことにする。
鹿島槍ヶ岳に向かう登山道。
こちらもそこそこ人が歩いている。
この辺りは非対称山稜。東側は崖が続いている。
登山道はその縁に付けられている。
11:33 鹿島槍ヶ岳山頂到着。標高2889m。
辺りは雲に覆われて展望は全くない。
上空だけきれいな青空が広がっている。
一瞬の雲の切れ間から、鹿島槍ヶ岳北峰が望めた。
間を美しい吊尾根が結んでいる。
この先八峰キレットを越えた先に五竜岳があるが、
誰も北峰方面には足を向けない。
山頂では1時間ほど昼食をとってのんびりし、下山を開始する。
目の前に爺ヶ岳が望める。左から北峰、中峰、南峰だ。
昨日は曇で分からなかったが、ここから見ると非常に立派な山だ。
帰り道は、行きと違って雪は解けてしまっている。
14:30 冷池山荘に戻ってくる。
今朝と同じ場所から写真を取ってみたが、風景がまるで違っている。
この時期の雪はまだ根雪にはならないかもしれない。