日付 | 2015年5月2日(土) - 2015年5月4日(月) | ||
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山域 | 飛騨の山 | ||
メンバー | 家族(妻、長女・4歳、長男・1歳) | ||
山行形態 | 子連れ2泊3日ホテル泊 | ||
アクセス | 車 | ||
ルート (Map) |
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1日目
飛騨山脈を安房トンネルで超えて西に進む。
上高地行のバス停の駐車場にはすごい数の車が停まっていた。上高地は長い間ご無沙汰だ。
車道は高原川の清流に沿って続いている。
まずは池ヶ原湿原を訪れる。比較的小さな駐車場に車を停める。
池ヶ原湿原の大きな標識が立っている。
まずは水芭蕉の花がお出迎え。ここの湿原はGWがちょうど水芭蕉の咲く季節だ。
湿原の中を1本の木道が伸びている。
地元の人がのんびり散策する場所のようで、観光客の数はそれほど多くない。
黄色い花はリュウキンカ。一面を鮮やかな黄色に染めている。
湿原内ではあちらこちらで雪解け水が流れている。その脇に花々が咲いている。
中には完全に水没している水芭蕉もある。
奥の方に行くと残雪が豊富に残っている。雪がまだらに残る景色もまた美しい。
木道の端の方は除雪されておらず、雪道になっている。
木道終端点で腰を下ろして、景色を見ながら昼食をとる。
駐車場から木道終端まで、ゆっくり歩いても20分ほどで、思ったよりもこじんまりとした湿原だ。
尾瀬に比べるとはるかに小さく、湿原を取り囲む山々も小さい。
しかし、ここは人の訪れが少なく、ゆったりと時間が流れているように感じる。
足元に咲く水芭蕉とリュウキンカの花をアップで撮る。
リュウキンカの花を見るのは初めてだ。
ザゼンソウも顔を出している。
あまり美しい花ではないが比較的珍しい植物で、この花も初めて見た。
周囲の山も淡い新緑に包まれていて春らしい景色だ。
池ヶ原湿原は静かで美しい、良い場所だった。
池ヶ原湿原の散策の後、時間が余ったので宇津江四十八滝を訪れる。
ねじ栗。樹齢1300年の栗の木の一部が残されている。
ここまで大きな栗の木は珍しいらしく、一部が保存されている。
清掃協力金として200円/人を支払う。
自販機で券を購入するが特に人がいる訳ではなく、支払いは良心に任されているようだ。
さっそく渓谷沿いの道が始まる。
遊歩道は観光客向けに完全に整備されている。
美しい渓谷を眺められるよう、何度も橋を渡るようになっている。
朝霧滝。美しい流れだ。
今日も息子は元気に歩いている。
3段の滝が連なっている。
一番上の上段滝。奥に不動明王が祀られている。
滝が連続するだけあって、それなりの登り道だ。
息子は途中でギブアップ、キャリアに乗せてあげる。
梵音滝。水しぶきが美しい。
王滝。落差19mで宇津江四十八滝で最大の滝だ。
崖下が見えて怖い階段を登って行く。
障泥滝。水が岩壁に激突している。
展望台に到着する。標識が置かれている木は面白い形をしている。
北アルプスの展望が広がる。空気は霞んでいて薄ら見える程度だ。
こちらは乗鞍岳。大きな山体だ。
布晒滝。布をさらしているように見えることから名づけられた。
最後の方は少しだけ残雪が残っている。
遊歩道終点に到着。最上部は公園風に整備されている。
美しい渓谷の上部が人工物だと少しがっかりだ。
小さな池がある。渓谷の水はここから流れている。
駐車場まで下って行く。
所々、登りと下りで道が分けられているため、登りとは異なる風景が見られる。
足元にショウジョウバカマの花が咲いている。
立派な桂の木。変わった形をしているが、人の手が入った結果だろうか?
この辺り一帯はあちらこちらで大木が見られる。
レストハウスでソフトクリームを食べる。売店の外には水車が並んでいる。
夕日が差してきて、新緑が美しく輝いている。
宇津江四十八滝は1時間半程度の手頃なコースで、
際立った景観はなかったが、全体的に美しい渓谷だった。
本日の宿は高山市の中心地にある喜十郎屋。
直前の予約であり、どのような宿かの情報があまりなかったため、宿泊するまではかなり不安だったが、
古い建物ながら良く手入れされており、食事も満足できるもので、良い宿だった。
夕食後は少し高山の町を歩く。酒屋で地酒を買って宿に戻る。