山伏
日付 2008年6月7日(土) - 2008年6月8日(日)
山域 駿河
メンバー 単独
山行形態 1泊2日無人小屋泊
アクセス 電車、バス
ルート (Map)
1日目:梅ヶ島温泉→八紘嶺→大谷嶺→山伏→山伏小屋
2日目:山伏小屋→笹山→井川峠→孫佐島
1日目】【2日目】

2日目
4:30 起床。日の出の時間なので、山伏山頂に行ってみる。

20分ほどで山伏山頂に到着。残念ながら雲に覆われていて、ご来光は拝めない。

山頂周辺は誰もおらずひっそりとしている。

小屋に戻って朝食をとる。中々居心地の良い小屋だった。何よりも料金がタダなのがいい。
6:20 身支度を整えて山伏小屋出発。

山伏から南下する尾根を歩いていく。
あまり人通りが多そうな道とは思えないが、踏み跡はしっかりしている。

笹原の中に1本のアンテナがポツリと立っている。

牛首峠に到着すると、登山道は車道と接する。
安倍奥西山稜の山々が東山稜に比べて魅力が薄いのは、この車道のせいだろう。
この車道を使えば山奥深い山伏山頂にも簡単に立てる。

牛首峠から登り返すと、笹山山頂に到着する。標高1763m。

山頂からの展望。右に見えるのは上河内岳。

眼下には井川湖が見える。
南アルプスを流れる大河・大井川に造られた巨大なダム湖だ。

笹山からも平坦な登山道が続いている。
地図には「地形的特徴なし。ルートを外れないように」と書かれている。

笹山から下ったところで井川峠に到着。
ここから尾根を外れ、下山道に入っていく。

途端に道が細くなる。急斜面につけられた道で、結構危険だ。

峠からしばらくは沢沿いの道が続く。
右に左に沢を渡渉する分かりにくい道が続く。

しばらく歩くと、登山道は尾根筋になる。
ブナの新緑がきれいだ。

深沢山との分岐点に着く。せっかくなので寄っていくことにする。

深沢山への道はさらに細くなる。山頂まで片道たったの5分なのだが、寄り道する人は少ないようだ。

9:49 深沢山山頂到着。標高1474m。

深沢山からの展望。晴れていれば、もっと大展望が広がるのかもしれない。

さらに尾根道を下っていくと檜の植林地帯が現れる。
下界が近くなっている証拠だ。

一服峠に到着する。地図を見ると道が二つに分かれていて、左の道が近道だ。
しかし、左の方に続いている道はロープが張られている。

ロープをくぐって左の笹薮の中に突っ込む。
道に赤テープはあるのだが、登山道は一向に下る気配を見せず、地図と一致しない。
引き返すことにする。30分ほど時間をロスしてしまった。

結局まっすぐ行く道が、元々歩こうとしていたルートだったようだ。
登山道はすさまじい急坂がどこまでも続く。とても人間が歩く道とは思えない。
少なくとも昔から村人が利用していた峠道ではないだろう。

ようやく下山。さすがに1泊分の荷物を持ってのあの急坂はきつい。
今日は山伏小屋からここまで誰とも出会わなかった。

12:10 孫佐島バス停到着。標高550m。
11:40のバスには間に合わなかった。一服峠での判断ミスが響いている。

バス停には「南アルプスを世界自然遺産に」のポスターが貼られている。
できれば人の少ない南アルプス南部はこのままそっとしておいて欲しい。

次のバスは13:40。山奥深くにしてはバスの便が多い。
暇なので、バス停近くにあった宿で昼食をとって、温泉に入る。

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