日付 | 2009年1月21日(水) |
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山域 | 丹沢 |
メンバー | 単独 |
山行形態 | 日帰り |
アクセス | 電車、バス |
ルート (Map) | 寄→水源林管理棟→雨山峠→鍋割山→塔ノ岳→三ノ塔→大倉 |
7:38 寄バス停到着。標高285m。
最初は車道を歩いて登山道入口まで向かう。
車道の左側には滝が見えている。
この辺りは企業が協力して森林づくりが行われている。
あちらこちらに○○の森というのがあり、○○に各々の企業名が入っている。
片仮名の企業名の場合、相当に違和感がある。
45分の長い車道歩きが終わり、ここから登山道に入っていく。
登山ルートは河原の中に付けられている。
ルートの性質上ほとんど踏み跡は見えないが、過剰なほど赤ペンキが記されている。
沢を離れて斜面を登っていく。
それなりに険しい道が続く、中級者向きのコースだ。
尾根を乗り越えては沢に下りるということを何度か繰り返す。
非常に効率の悪い登山道の付け方だ。
斜面に付けられたトラバース道は道が細く、所々で崩壊している。
沢に下り立った後は、迷路のように入り組んだ沢道を登っていく。
道標は比較的しっかりしているが、あらゆる沢に赤リボンがついているので紛らわしい。
雨山峠に到着。ここから鍋割山までは尾根道が続く。
登山道の両側は結構切れ落ちていて、かなりやせた尾根だ。
道自体はしっかりしているので不安はない。
目的の鎖場に到着。岩は階段状に整備されていて、傾斜も緩いので特に難しくはない。
ただ、岩の上には砂が堆積していて滑りやすい。岩場というより砂場だ。
鍋割峠に到着。峠には小さな地蔵が祀られている。
丹沢にもこんなに素朴な峠が残っていたとは驚きだ。
今日の天気予報は曇後雨で完全にホワイトアウトを覚悟していたが、意外に展望が開けている。
ただし、丹沢中心部の高い山々は雲に覆われている。
丹沢では鹿をあちらこちらで見かける。
深い原生林の中に入ってもなかなか大型野生動物には出会えないのに、
丹沢ではしょっちゅう鹿を見る。丹沢の鹿は全く人間を警戒していない。
広い斜面を登っていく。もうすぐ鍋割山山頂だ。
10:24 鍋割山山頂到着。標高1273m。
天気の悪い平日ということもあり誰もいない。
鍋割山荘の煙突からは煙が出ているので、主人はいるのだろう。
上空には青空が広がっている。
鍋割山から塔ノ岳方面に向かって歩いていく。ブナ林の美しい道だ。
二俣との分岐点。前回鍋割山に来たときは塔ノ岳に寄らずここから下山した。
今回はここからさらに塔ノ岳をめざす。
標高を上げていくと、だんだんと雲に覆われてくる。
塔ノ岳山頂直下で大倉尾根と合流する。
大倉尾根は往路と復路で計4回も通っている歩き慣れた道だ。
周囲の木々は霧氷で真白に染まっている。
11:17 塔ノ岳山頂到着。標高1491m。
4回目の塔ノ岳登頂だ。
山頂には誰一人いない。いつ行ってもあれだけ賑わっていたのに…
風が吹き付け、とにかく寒い。
この辺りの木々も真白に染まっている。
背景が青空だと本当にきれいなのだが…
塔ノ岳からは懐かしい丹沢表尾根を歩く。
山登りを始めて最初に歩いたのがこの道で、ここを歩くのはそれ以来だ。
当時苦しみながら登った道を思い出しながら歩いていく。
鎖場に到着。簡単な鎖場で当時も苦戦した記憶は全くない。
混雑期はここで大渋滞ができるらしい。
天気が悪いのが残念だが、崩落地や急峻な崖などダイナミックな展望が広がる。
標高を落とすと雲の下に出てきて、遠くの方の景色がぼんやりと見える。
目の前にめざす三ノ塔が見えてきた。
登山道は泥だらけで歩きにくい。丹沢の主要な道はいつもこれだ。
烏尾山に到着。目の前に三ノ塔が聳える。
ここと標高は100mも変わらないはずなのに、やたら高く見える。
三ノ塔がこんなに立派な山とは知らなかった。
木段は土が流れてバラバラになってしまっている。
12:40 三ノ塔山頂到着。標高1205m。
ここからヤビツ峠に下る予定だったが、1日2便のヤビツ峠バス停では2時間程度待たされそうだ。
しかたがないのでここから三ノ塔尾根を下って大倉に向かうことにする。
植林地帯に囲まれた三ノ塔尾根を延々と下っていく。
全く面白味のない登山道だ。
目の前に大きな吊橋が見えてきた。あれを渡るとバス停だ。
14:17 大倉バス停到着。標高285m。
ここ最近、のんびり山行しかしてなかったので足が相当なまっていると思っていたが
そこそこのロングコースをそこそこのペースで歩けて、一安心した。
膝の痛みもとりあえずは治まったようだ。