タイ
日付 2008年4月29日(火) - 2008年5月5日(月)
メンバー 単独
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3日目
昨日のうちにチェンマイに向けて出発するということも考えたが、
日程が強硬すぎるのでアユタヤで1泊することにした。
昨日ほとんどの遺跡を見てしまったので、今日はあまりやることが無い。
とりあえず、自転車を借りて外に出てみる。

博物館がオープンするまでの暇つぶしに、スリヨータイ王妃のチェディに行く。
16世紀に、王が戦死した王妃のために建てたもの。

周りは庭園風にきれいに整備されている。

咲いているのは何の花だろう?
遠くから見るとツツジに似ていたが、花はもっと小柄。

チャオ・サン・プラヤー国立博物館に行く。
1号館と2号館があり、アユタヤ遺跡で見つかった仏像などが展示されている。
展示品数はさほど多くない。

博物館自体はそれほど広くないが、敷地はかなり広い。
時間が早いからか、人影は少ない。

博物館を出る。屋台をバイクで運んでいる人がいる。
昼飯時をねらって店を開くのだろう。

道路脇には至る所に公衆電話が設置されている。
今日は時間が余っているので、帰国便のリコンファームをしておく。

昼食をとった後、うろうろしていると、たくさんの象が集まっているところを見つけた。
観光客を乗せるための象や、芸をする象がいる。

2本足で立つ象。多くの見学者が集まっている。

観光地近辺はたくさんのバスが停まっている。
タイの観光バスはとても派手なものが多い。

アユタヤ市街から少し離れたところにあるワット・プー・カオ・トーンに行ってみる。
人造湖の向こうにめざす高い塔が見えている。

ワット・プー・カオ・トーンに到着するとまず目に入ってくるのがおびただしい数の鶏。
地面に整然と並べて置かれている。

そして、正面にはナレースワン王の像が建っている。
アユタヤを支配していたビルマ軍を打ち破り、失地を回復した功績を持つ。
救国の英雄としてタイでは有名な王様。とっても闘鶏が好きだったらしい。

そしてその背後にはワット・プー・カオ・トーンの巨大なチェディが聳える。
高さは80m程度。明らかに右に傾いている。

魚のエサ10B。中にいくらかお金が入っている。
タイでもこういう商売が成り立つのか…

塔の中腹に続く階段を登る。
この寺院は14世紀に建てられたもの。ビルマ軍占領時にビルマ様式に改築されてしまったが、
ナレースワン王が再度タイ様式に立て直したらしい。

アユタヤ随一の高さを誇る塔。さすがに展望がよい。
アユタヤの田園風景がどこまでも続く。

塔の背後には寺の本堂が建てられている。

チェディの中には入れるようになっている。内部は天井が低く非常に狭い。
フラッシュをたいて撮ったものだが、実際は真っ暗でほとんど何も見えない。

寺の本堂があった方にも行ってみることにする。

こっちには本物の鶏がいる。寺で放し飼いにされているようだ。

変なおっさんの仏像。ずいぶん態度がでかいが何の仏様だろう?

何かマリア様みたいな形の仏像もあった。

アユタヤ市街に戻ってきて、ワット・スワン・ダーラーラームに行く。
ここはアユタヤ朝とは関係の無い普通の寺院。

本堂内には仏像が鎮座している。
あまり広くは無いが静かで良い雰囲気。

壁には150年程前に描かれたと言う見事な壁画が残っている。

本堂の隣には礼拝堂が建てられている。

建物は非常にきれいに装飾されている。

礼拝堂の入口付近にロウソクと線香が立っている。
この辺りの習慣は日本と非常に良く似ている。
1セット買って火を付け、手を合わせる。

礼拝堂内にも仏像が鎮座している。
タイの寺院は本堂と礼拝堂の見分けがつきにくい。

寺の外には大きなストゥーパ(仏塔)が建っている。
日本の寺にある五重塔はこのストゥーパが起源らしい。

境内には大きな木が立っていて、黄色い布が巻かれている。
神木として崇められているのだろうか?

お寺を後にし、アユタヤ歴史研究センターに行く。
ここだけやたら近代的な建物が建っている。入場料は100Bと非常に高い。

ここは日タイ修好100周年を記念して建てられたもの。内部の説明も日本語表記があって助かる。
ただし、やたら凝った展示物が多く、動かなくなっているものも多い。

特に行くところもないので、クンペーン・レジデンスに行ってみる。
アユタヤ時代の家屋を再現したものらしいが、閉まっていて中には入れなかった。

周りはそこそこ広い公園になっていて、芝生で休んでいるタイ人も見られる。
ここでしばらく休憩していくことにする。

日が暮れてきた。道路を牛が走り、バイクが走り、象が歩いている。

今日はよく晴れている。夕日を浴びてアユタヤ遺跡のプラーンが美しく光っている。

再びチャオプロム市場に戻り、昨日の2件隣の大衆食堂に入る。
ここで働いている女の子(中学生くらい)は積極的に話し掛けてくる。
料金は36Bで、100B札を渡すと74Bのお釣りが返ってきた…
かわいそうだから教えてあげたが…

向かい側にTSUTAYAが見える。タイにまで進出しているのか…

夜の市場に繰り出す。市場を歩いていても特に売り声は聞こえない。
タイ人は皆静かに客を待つ。
売り声があちこちで響き、店の中まで引きずり込まれるカイロの市場とはずいぶん違う。

見たことのない果物があったので買ってみる。
18Bと書かれていたので、一つ18Bかと思ったら、1kg18Bだった…
食感や味はライチと非常に良く似ている。

日はすっかり暮れた。渡し舟に乗ってアユタヤ駅に向かう。

アユタヤ駅に到着。駅構内は多くの人であふれていた。

列車は次々やってくるが定刻を過ぎても目的の列車が来ない。
列車が来るたびに「チェンマイ?」と駅員に聞いていたら、30分程度遅れていると言われる。
チェンマイ行きの列車が来たとき、わざわざ自分を探し出して案内してくれた。

21時ごろ、夜行列車はアユタヤを出発した。
ここから一路北上し、終点のチェンマイに向かう。
チェンマイに到着するのは11時間後だ。

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