カナダ
日付 2010年7月4日(日) - 2010年7月11日(日)
メンバー 単独
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3日目
一昨日の予報では5日:雨、6日:晴、7日:晴だったのが、
昨日の予報では6日:雨、7日:晴、8日:晴に変わっていた。
何やら騙されたような気分だが、起きてみると見事な快晴。
海外の天気予報などあてにはならない。
これから2泊3日のハイキングコースを歩くのでテントは撤収。荷物を全て担ぐと重い。

今日はバスでバンフの町に向かう。バスには何やら動物の絵が一面に描かれている。
車内から外の景色が見えにくいのはこれが原因か。
窓にまで絵を描く必要は無かろうと思うのだが…

タクシーで登山口まで移動する。
「Banf Taxi」を電話で呼んだのだが、たまたま来たのは「Taxi Taxi」という別会社。
「バンフタクシー?」
「そうだ」
「車にタクシータクシーと書いてある。バンフタクシーを呼んだのだが?」
「問題ない。協力会社だ」←絶対嘘
という会話を交わし、そのタクシーに乗って移動する。バンフから20分ほどだ。

トレイルはかなり広い。登山道と林道の中間くらいだ。

カナダではハイキング以外にサイクリングや乗馬などのアクティビティも盛んだ。
ここは馬も乗ってよいコースなので、道は馬の糞だらけだ。

バンチベリー。ゴゼンタチバナとそっくり。

美しい紫色の花。

ヒョロッとした花弁の不思議な花も咲いている。

全長12.9kmのレッドアース・クリーク・トレイルは大半が樹林帯の中だが、
所々でチラッと展望が広がる。

日本人の団体ハイカーとすれ違う。

木の枝にはサルオガセのようなものが、たくさんぶら下がっている。
これがぶら下がっている枝はみな枯れている。

岩の上にびっしり苔が生えている。生えているというよりも積もっているという感じだ。

シャドウ・レイク・キャンプ場に到着。敷地は広いがテントは5張りまで。
近づいてきた蚊を1匹2匹倒して、ふっと見上げると10匹くらいが飛んでいる。
蚊が多すぎて、とてもじっとしていられない。

食料はテントサイトから100mほど離れたところにある専用の場所に吊り下げる。
熊対策のため、テントに食料を持ち込むのは禁止だ。
雨が降ったらどうするのか?カラスに襲われたらどうするのか?という疑問は残るが、
とりあえず熊対策はばっちりだ。

リスが何かをかじっている。

キャンプ場の近くにはシャドウ・レイク・ロッジがある。
明るくて展望が良い好条件の場所に建っている。

テントサイトから1kmほどにあるシャドウ・レイクを訪れてみる。
湖畔に聳えるマウント・ボールが大きい。標高は3311mでこの辺りでは一番高い。
カナディアンロッキーは最高峰のマウント・ロブソンでも3954mで4000mを越える山は無い。
ちなみにロッキー山脈の最高峰はエルバート山(4399m)で、
アラスカにあるマッキンリー山(6194m)に遠く及ばない。

ピンクの美しい花。なかなか特徴的な形だ。

非常に不思議な形の花。まるでシャンデリアのような形だ。

たくさんの木が倒れている。雪崩か、強風か、山火事か、原因は良く分からない。

トレイルは湖の奥の方までついている。ここまで来ると水の色は美しい青色に輝いている。

踏跡はだんだんと細くなってくる。赤いリボンだけが点々とついている。

地図を見るとシャドウ・レイクの奥までしかトレイルの線が引かれていない。
まだ赤いリボンは続いているが、シャドウ・レイクに注ぐ川に達したところで引き返すことにする。
遠くにはボール・レンジの山々が障壁のように並んでいる。

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